「ファイナルファンタジー」シリーズ35周年記念番組 人気No.1を決めるネット総選挙の結果は?
最後に、「好きなキャラクター部門」のランキングが発表。数ある「FF」のキャラクターの中で1位を飾ったのは、『FF XIV』の「エメトセルク」だ。エメトセルクは敵勢力でありながらプレイヤーと行動を共にするなど、不思議な魅力をもつキャラクターである。『XIV』の中でも屈指の人気を誇るキャラクターであることから、この結果は納得だ。
2位には、今年ネットミームにもなった『FF X』の「ワッカ」がランクイン。かなりの話題になっていただけにランクインは予想できたものの、出演者もどうコメントするべきか困惑する様子を見せていた。一方、生放送のコメント欄はワッカランクインの瞬間がもっとも賑やかだった。
好きなキャラクター部門 1〜10位
1位:エメトセルク(FF XIV)
2位:ワッカ(FF X)
3位:クラウド・ストライフ(FF VII)
4位:ティファ・ロックハート(FF VII)
5位:ジタン・トライバル(FF IX)
6位:エアリス・ゲインズブール(FF VII)
7位:グ・ラハ・ティア(FF XIV)
8位:ビビ・オルニティア(FF IX)
9位:ティーダ(FF X)
10位:オルシュファン・グレイストーン(FF XIV)
『FF X』制作の裏話も
総評として、今回のランキングでは現在サービス中のオンラインゲーム『XIV』の人気が高かった印象だ。個人的にも『XIV』は思い入れの深いタイトルで、とりわけストーリーやキャラクターが素晴らしいと感じているため、この結果には納得がいく。しかし、今回の総選挙には『XIV』のプレイヤーが出演していなかったため、作品やキャラクターについて語れる人がおらず、盛り上がりきらなかったのが残念だった。
とはいえ、番組で制作にまつわる貴重なエピソードも聞けた点では嬉しかった。なかでも、『FF X』でモーションキャプチャーも担当した森田氏のトークが印象的だった。森田氏によれば、水が登場するシーンが多かった『X』だが、モーションキャプチャーでは実際に水中に入ることができないため、水の抵抗をイメージしながら一つずつ動作を記録していたのだという。そのほかにもいくつか制作の裏話が語られているため、『X』のファンは必見の内容といえるだろう。
本稿を読んで総選挙に興味が湧いた方は、ニコニコ動画で本放送のタイムシフト再生を確認することをおすすめする。なお、ランキングの完全版は次ページに掲載している。