ベンツ、マクラーレンGT、トヨタCH-R……人気ゲームに登場した名車を紹介
世界で愛される日本のゲーム。任天堂が発売した『スーパーマリオブラザーズ』は全世界の人々がプレイし、「マリオ」と「ルイージ」は国境を越える有名人となっている。
そんなゲーム市場で根強い人気を持っているのが、自動車を扱ったもの。近年のリアル系ゲームでは実在の車が登場するゲームも増えてきた。今回は名作ゲームとコラボした車を紹介したい。
メルセデス・ベンツ 『マリオカート8』
1992年にスーパーファミコンで第一作が販売され、爆発的な人気を誇った『スーパーマリオカート』。スーパーファミコン史上最高の売上を記録した作品はプラットフォームを変えながら、現在に至る。
そんな大人気作品の『マリオカート』8作目『マリオカート8』で、メルセデスとコラボが実現。1934年に発売された「メルセデス・ベンツ W25 シルバーアロー」、1954年から1957年の間に製造・販売された「メルセデス・ベンツ 300 SL ロードスター」、「メルセデス・ベンツ GLA」の3台が登場。マリオやピーチ姫など出場キャラクターが乗り込み、レースを繰り広げた。
『マリオカート』は大人から子どもまで幅広い層に親しまれているゲーム。メルセデス・ベンツの登場に胸を躍らせたプレイヤーもいたようだ。
マクラーレンGT 『PUBG: BATTLEGROUND』
バトルロイヤルゲームとしてWindowsやPlayStation 4などで販売され、高い人気を誇る『PUBG: BATTLEGROUND』。
この『PUBG』とコラボしたのが、F1チームでも有名なマクラーレン・オートモーティブ。同社のスーパーカー「マクラーレンGT」をゲームのなかで使用できることになった。
また、専用カスタマイズアイテムも用意され、好きなカラーやブレーキキャリパー、そしてホイールを自分好みに変更することができる。殺伐としたPUBGの世界と美しいスーパーカーのコラボは、プレイヤーの心をくすぐったようだ。
トヨタCH-R 『ストリートファイターII』
カプコンが製造・販売した対戦格闘ゲーム『ストリートファイターII』。1991年にアーケードゲームとして登場すると、波動拳や昇龍拳、ソニックブームなどの個性的な必殺技や格闘性が支持され、爆発的な人気となる。
アーケードでの人気を受けてスーパーファミコンに移植されると、「ゲームセンターに行かなくてもプレイができる」と評判になり、全世界で累計630万本を売り上げる大ヒットゲームとなった。
そんな『ストリートファイターII』と、トヨタ自動車のSUV車、「C-HR」がコラボ。CM上で日本代表のリュウがCH-Rに乗り込み各ステージを回り、CH-Rが最終ボスのベガと対戦。CH-Rのフロントから波動拳のような光線を出し、倒す映像が公開された。
90年代を代表するゲームと自動車のコラボに、心を躍らせた『ストII』プレイヤーもかなり多かった。
ホンダ・シティ初代AA型 『シティコネクション』
1985年にアーケードゲームとして登場した『シティコネクション』。主人公の少女・クラリスが自動車に乗り込み、理想の男性を探し求めて邪魔をするパトカーを撃退しながら進んでいくアクションゲームだ。
アーケードゲームが話題になると、ファミリーコンピューターに移植され、人気を博す。その後もプラットフォームを変えながら、現在も親しまれている。クラリスが乗っていた車のモデルは、1981年にホンダが発売した「ホンダ・シティ」とされている。非常にコンパクトでかわいいデザインは「トールボーイ」と呼ばれ、高い人気を誇っていた。
『シティコネクション』が公式に「ホンダ・シティをモデルにしている」とは言っていないが、少女クラリスとシティのイメージはピッタリと合致していた。
ゲームを彩ってきた自動車たち。今後も様々な形で世に出ることになりそうだ。
(画像=wikipediaより)
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