オオカミ予想、怪しいのは3人? 最終回目前の『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』を振り返りながら考察

 10代をはじめ20代女性を中心に絶大な人気を誇る、ABEMAの恋愛番組『オオカミ』シリーズの最新作『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』がもうまもなく最終話を迎える。シリーズ史上初、男女どちらにも恋をしない“オオカミ”が1人以上潜むというルールが導入された今シーズン。視聴者のオオカミ予想も白熱していたのではないだろうか。最終話を目前にオオカミの影を追いつつ彼らの恋模様を振り返りたい。

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 今シーズン、恋愛の矢印をかき乱し、物語を一番牽引したのはやはりひびき(鈴々木響)ではないだろうか。“オオカミ投票”(視聴者によるオオカミを予想する投票。選ばれると脱落しなければならない)前の予想でも書いた通りだが、ひびきはまずは自分に好意がありそうな(両想いになれそうな)相手としてにのん(新音)にターゲットを絞っていたように思える。第一印象で気になった相手に渡す“ファーストイヤリング”も、ひびきとはる(中村榛)の2人がにのんに渡していた。にのんの気持ちが最初ははるに軍配が上がりかけていたなか、うい(三原羽衣)からの猛アプローチに揺れるはるの様子を見たにのんは、自分に一途な気持ちを寄せてくれているひびきに気持ちが傾く。

 しかし、にのんの気持ちが自分に定まってきたなか、突然ひびきはなな(新野尾七奈)のことが気になると言い出す。にのんからななという、まったくタイプの異なる相手へ。しかも、ななにはもう互いに気持ちを確認し合っているのせりん(能勢倫)がいて、特にひびきとの間で印象深い出来事もなかったなかでの急な心変わり。その理由が「考え方が大人な人が好き」という“最年長”のななにうまく対応している点も用意周到なひびきらしい。そしてななを巡るのせりん、りお(高橋璃央)、自分という包囲網を作り、とにかく誰に気持ちがあるのか、自分にも可能性はあるのかをななに確認していた。「ちょっとでも(のせりんから)心動く可能性があるなら俺ももっと頑張れる」とリーチをかけるやり方は、“好きな人が幸せそうなら、その相手がたとえ自分じゃなくても良い”というりおとは正反対のアプローチも見られた。

 そもそも、ひびきは「もっと話したい相手」としてななとしおり(加藤栞)の名前を挙げていたが、その当時しおりに想いをはっきりと寄せる男子が他にいなかったことから、まずはななへのアプローチを優先したように見えた。また、ななとはどこか早いタイミングで関係性のシフトチェンジを図らなければ、このまま友だちからの昇格は難しいとの思いもあったのだろう。それから、りおに想いを寄せていたしおりと“恋の相談相手”としての同盟を結んだことで、今度は3人目のターゲットであるしおりへと自然にスライドしていく。“相談相手”になれば、しおりの気持ちがいまどこにあるのか、手に取るようにわかるわけだ。

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