『PayPayフリマ』を使うべき理由とは? 後発だからこそのオリジナリティを紹介

メルカリ、ラクマ、PayPayフリマはどんなユーザーにおすすめ?

 メルカリには「売れるかチェック」という独自の機能がある。写真を撮ると、相場や過去に売れた商品、現在出品中の商品が表示されるのだ。相場を調べる時にキーワード検索をしなくても良いので楽と言えば楽。しかし、写真の取り方によっては正確な商品情報が出てこないので、筆者はキーワード検索の方を使ってしまう。

 このように機能としては目立つものがないが、メルカリは圧倒的な知名度と市場規模を誇る。それが最大の強みと言え、機能がなくてもメルカリを選ぶユーザーは決して少なくない。

 ラクマは目立つ機能もなく、市場規模もメルカリには到底勝てない立ち位置にある。しかし、5%オフ、3%オフなどのクーポンの発行頻度が非常に高いのだ(不定期だが)。また金土日曜日は楽天カードで支払いをするとポイント10倍になるなど、楽天ポイントをフックにしている。どちらかというと、購入者にメリットがあるフリマアプリと言える。

 またラクマを経由して楽天ふるさと納税をすると、ポイントが還元されるようなサービスもある。まさに楽天経済圏を上手に使った仕組みだろう。通常は0.5%分の還元だが、キャンペーンがあると5%還元に跳ね上がることもある。これからの季節、ふるさと納税を考えているならば、ラクマを経由すると少しお得だ。

 メルカリは市場規模をいかして、まずは不用品を売ってみようというフリマアプリの第一歩を踏み出すユーザー、楽天ラクマは、楽天ポイントを稼げることもあって、ポイ活に力を入れているユーザーには使い勝手がよいといえる。しかし、出品に関する機能の豊富さや使い勝手で言えば、PayPayフリマを選択肢として入れるのもいいかもしれない。例えば動画出品は、文字入力が面倒と感じるユーザーや、楽器など音が出る物を出品したいユーザーにおすすめだ。今後も新たなサービスが提供される可能性を考えると、ラクマやメルカリで出品が面倒と感じている人にとってPayPayフリマは魅力的なフリマアプリになるのではなかろうか。後発だからこそ、他にはない機能を生み出している点は高く評価ができるだろう。今後も独自の世界観を持ったフリマアプリに進化していくことを期待したい。

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