"ピノと恋愛"する異色のゲームも収録……森永乳業の本気度と遊び心が光る「ピノゲー」の魅力

 筆者が今回プレイしたのは『ぷよぴの』と『ピノ恋』。前者はパズルゲームで後者は恋愛アドベンチャーゲームだが、ゲームシステムこそ異なれど、両タイトルともプレイ方法が簡単、かつ気軽に楽しめた。

 『ぷよぴの』はコラボ元の「ぷよぷよ」シリーズを踏襲し、”同じ色のぷよぴのを4個揃えて消す”という遊び方を採用。ただしぷよぴのは上方から落下せず、あらかじめ積み上がったぷよぴのをタップして連鎖(全消し)を狙う……といったものへ変更されている。ピノゲーのコンセプト通り、数分程でカジュアルに楽しむ用途に最適化された作品と言える。ここでしか見られないピノそっくりのぷよも必見だ。

 

 一方の『ピノ恋』も、「提示された選択肢から一つを選ぶ」という比較的シンプルな仕組み。だが、それを補って余るほどの奇抜なキャラクター(頭はピノ、身体は男子高校生)が本作を唯一無二の乙女ゲームへ昇華させた。

 プレイヤーは6日間という期間内で彼の心を掴まないといけないが、ピノは”アイス”という性質上、主人公に対して冷たい態度で接してくる。ゆえに単純なアプローチでは効果が薄く、「意中の男子はアイスである」という突拍子もない設定を念頭に置いた上で選択肢を選ぶ必要が生じる。

 作りはシンプルながらも、自社の人気アイスをしっかりと恋愛アドベンチャーゲームへ落とし込み、さらに本キャンペーンのために男性俳優・木村良平を起用(キャラクターボイス)した森永乳業の本気度に驚かされた次第だ。

ピノゲー通信「プレイへん」

 上記で取り上げた2作品を含め、ピノゲーは全6種類で展開中。高橋名人&高橋ひかるの両名による本キャンペーンの体験ムービーも公開されている。興味のある方はピノを頬張りながら、独創的なタイトルの数々にぜひ触れてみてはいかがだろうか。

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