『にじさんじユニット歌謡祭』の功労者 竜胆尊が多くのファンとライバーに愛される理由
話して良し、歌って良しな竜胆尊が主催する企画といえば、2020年・21年に開催されてきた『にじさんじユニット歌謡祭』がファンの間では有名だ。2020年末に行われた初回には15名のタレントが15個のユニットで、2021年大晦日の第2回では58名が37個のユニットで、それぞれにケミストリーを発揮していた。
「なんで、わらわの配信枠なのかというと、わらわの主導で動かしているから配信枠がそうなっている、というだけの話なんじゃよ。運営主導じゃなくてライバー主導で進めているが故の、ライバーの自由度・にじさんじらしさが出るライブだと思っている」
2021年度の歌謡祭が終わった後日にこのように語った彼女。2度目となった2021年度企画ではかなり時間をおいてしっかりと進めており、出演するメンバーとユニットについても竜胆尊とにじさんじのスタッフを中心に進めていったとのこと。
10月17日には『にじさんじユニット歌謡祭2022』の開催が発表され、にじさんじファンが沸き立つことになった。12月29日〜31日にかけて3日間の開催となり、80人を越えるメンバーが登場する予定だ。
ARステージや新たな3Dステージでパフォーマンスされることが予定されており、昨年以上の演出・クオリティが披露されそうである。
特筆すべきは、その公開日程についてだ。3日あるうちの初日はYouTubeおよびニコニコ動画にて全編無料配信、2日目・3日目はニコニコ生放送にて全編有料配信、加えて全国イオンシネマ系列の映画館でのライブビューイング上映も実施されるという。一昨年・昨年から大きく規模が拡大したのだ。
今回の歌謡祭について、竜胆尊は主催ではなく、ほぼすべての運営をスタッフ陣営に任せたということを配信やツイートを通して伝えている。リスナーからは惜しむ声が上がるなか、彼女自身は規模感の大きさから運営主導のほうに切り替えたことよりも、より高クオリティなライブになることを期待している。
果たして、ここ2回にわたって表現されてきた「にじさんじらしさ」がどのような形で表現されていくことになるのか。年末3日間でまちがいなく注目を集めるVTuberイベントになるであろう。