Appleは今秋『Apple Watch Ultra』をリリースした。これは2015年に第1世代が登場して以来の大きな動きかもしれない。そしてGAF（M）Aの一角であるGoogleが、ついに初のスマートウォッチ『Pixel Watch』をローンチした。その他にも『Samsung Galaxy Watch 5 Pro』など、2022年はスマートウォッチの話題が目白押しだ。

　海外メディアでは上記のような製品の登場から、2022年がスマートウォッチ の転換点となると予測している。

　Apple創業者スティーブ・ジョブズが衝撃的なiPhoneを発表した2007年から早15年が経過した。プロセッサやカメラのアップグレードは毎年みられ、折りたたみ式iPhone開発の噂なども囁かれる。一方で、スマートフォンというデバイスがどういうものか、私たちは概ね理解しており、成熟期に入っていると言えるだろう。

　iPhoneは大ヒットし飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、次はウェアラブルの時代が来ると長らく言われていた。そんななかで『Apple Watch』がリリースされたが、これまではあくまで脇役という印象で、いまいち実感が湧かなかった。しかし、2022年にスマートウォッチの立ち位置がガラッと変わった感覚がある。

　スマホ開発によって小型化の技術が育まれ、腕時計サイズのガジェットでも十分な性能を担保できるようになった。それと同時に価格も手頃になってきている。

　そして、スマートウォッチには、スマホにはなかった多くのヘルスケア機能が備わっている。睡眠や心拍数・心電図の計測などは、肌を接するウェアラブル・デバイスならではの長所だ。他にも歩行ペースや歩行距離、エクササイズ時間、心肺機能なども測れて、フィットネス・健康志向のニーズの高まりをうまく捉えている。

　2022年はスマートウォッチの人気に火がつき、大ブレークした転換点になった。この様に人々は記憶することになるだろう。

（source）
https://www.theverge.com/2022/10/13/23397242/apple-google-samsung-smartwatch-phones-more-interesting
https://eu.usatoday.com/story/tech/2022/10/12/google-pixel-watch-competition-for-apple/10478191002/
https://www.techradar.com/news/wearables/best-smart-watches-what-s-the-best-wearable-tech-for-you-1154074