学芸大青春、“素顔解禁”のライブで見せた「新たな可能性」

 アンコール後のMCで、メンバーそれぞれの心境が語られた。蓮は「初めての場所でライブができてうれしい。顔出しもできて、自分がやりたかったことだから毎日幸せ」と述べ、勇仁も「これまで支えてくれた人たちの前で披露できてうれしい」と喜びをにじませる。将綺は「(東京は)ホームだと感じた。僕たちを追いかけたいと思ってもらえるよう、さらにがんばっていく」と意気込んだ。一方陽介は、「3階まで入る会場なのに、僕たちの力では埋められなくてすごく悔しい。まだまだだと感じる」と悔しさを口にする。それを受け優輝は「悔しい思いはある」としながらも、「自分たちの音楽・パフォーマンスを追求していくので、これからも応援してほしい」と呼びかけ、客席からは大きな拍手が送られた。

 最後は、ライブの定番曲となった「WHO WE ARE!」で客席を一周し、公演は幕を閉じた。ジュネスにとって100%納得のいくものとはならなかったかもしれないが、彼らがダンス&ボーカルグループとして成長し続けていることを確信できるライブだった。

 本公演2日後の10月10日には、5ヶ月連続配信シングルリリース第3弾となる「グッデイ・バッデイ」が配信されるなど、精力的に活動を続ける学芸大青春。時代を先取りするコンセプトに加え、新たな“武器”を手に入れた彼らは、まだまだ飛躍していくはずだ。

「理想が形になった」 学芸大青春が新たに掴み取った“2次元×3次元”の表現

“2次元と3次元を行き来する”ダンス&ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。夏に行われた初のライブツアー『Hit…

関連記事