お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が、500万円以上かけて購入しものの、納車早々に擦ってしまった愛車「レクサス」を修理する模様をYouTubeで公開した。

　最近運転免許を取得したという粗品は2022年7月26日、個人のYouTubeチャンネル「粗品 Official Channel」を更新し、白い「レクサス」を購入したことを報告した。購入にかかった費用は534万8130円。筋金入りのギャンブラーである粗品は手持ちがなく、また、諸事情によりローンも通らないとのこと。そこで、とある知り合いから全額借金して、念願の愛車を手に入れたことを明かしていた。

　しかしそのわずか2日後、まだ運転に不慣れなためか、7月28日に公開された動画で、フロントバンパーに傷がついてしまったことを伝えた。納車してすぐに愛車をキズモノにしてしまった心境を粗品は「競馬で100万負けたみたいな感じ」と表現し、肩を落とした。

　その後、しばらく傷を放置していた粗品だが、8月23日公開の動画にて修理に着手。選んだ修理方法は、白いスプレーでの傷隠し。とはいえ、一口に「白」といっても、その色合いは多種多様だ。粗品が選んだ白いスプレーが車のボディカラーと異なるものだったため、患部に噴射したはいいものの、逆に悪目立ちする格好となってしまった。

　そこで粗品は、自分の所有しているレクサスのカラーナンバーが何番なのか教えて欲しいと視聴者へお願い。さらに、一部ファンが悪ふざけで誤ったカラーナンバーを薦めてくるであろうと予測し、「一番コメントに『いいね』が付いていたスプレーで噴射します」と告知した。

　しかし、そこはよく訓練された「粗品 Official Channel」の視聴者。粗品のお願いを“フリ”と理解し、一致団結して、「スプレーのカラーコードは3T2です。スプレーを噴射した瞬間は赤色に見えますが、乾燥させると本来の色になるので安心してください」というコメントに7121件（※10月13日時点）の「いいね」を寄せた。

　そして、10月12日に公開された「コメント信じたら車の修理ミスった」と題した動画で粗品は、このコメント通りに、カラーコード・3T2「マダーレッド」のスプレーを噴射。もちろん、乾燥させて白に変色するなどということはない。30分待ったにもかかわらず、真っ赤に染め上がったままの患部を見て、粗品は「あかんじゃん。いやいやいや。もちろんあかんじゃん」「おい、コメント。何してくれとんねん」とツッコミを入れていた。

　本動画のコメント欄には「視聴者と一緒に遊んでくれる粗品最高」「盛大なフリにちゃんと答える視聴者と、視聴者のノリにちゃんと付き合ってくれる男よき」「皆の願いを叶えてくれる粗品好き」など称賛の声が相次いでいる。

　今回の一件に懲りて、「修理出します。車編はもう終了です」と述べ、「僕は一生皆さんのことは信用しないので」と捨て台詞を吐いた粗品。とはいえ、今後もう一波乱起きることを期待したい。