にじさんじでトップレベルの“トークスキル” 神田笑一が持つ「オールマイティ」なタレント力

 

 マンガ・アニメ・ゲームの知識と愛深さを物語るといえば、毎週日曜朝の「スーパーヒーロータイム(SHT)」時間帯に仮面ライダーや戦隊シリーズを同時視聴する配信枠を続けている。

 2018年9月23日に『仮面ライダージオウ』の感想会を配信して以降、ちょうど5年目を迎える定期配信であるが、遅刻や休みをあまり挟まずに継続しているのは、やはり神田が健康な体を持っているからこそであろう。

 自身の3Dお披露目配信では、幕間の時間で仮面ライダーの変身シーンを挟んでみたりなど、その愛深さを確認できる。

 静凛の『FINAL FANTASY XIV』の生配信をみたことでVTuberを知り、にじさんじのオーディションに応募したというエピソードがあるように、そのキッカケはとても些細であった。

 思えば彼が活動を本格的に進めていった2018年秋以降は、ゲーム配信を主にするVTuberがにじさんじのなかでも徐々に増えてきたタイミングであった。デビュー直後からいま現在に至るまで配信頻度の多さはにじさんじのなかでも上位に入り、忙しさが先立つなかではあるが現在でも週4回~6回に渡って配信しているスタンスを崩していないところに、彼が「ゲーム配信」に重きをおいてるのが伝わってくる。

 ここまではゲーム配信内での彼にスポットを置いてきたが、彼の演技が光った配信もある。

 2020年3月13日に開かれた『第二回にじメンズプロデュース企画』のなかで最後に登場した神田は、医者でありながらも患者を籠絡する役どころでバッチリとこなし、審査員役を務めていた遠北千南、ニュイ・ソシエール、白雪巴、健屋花那はおろかリスナーをもキュンとさせた。

【#にじメンプロデュース】第二回にじメンズプロデュース企画

 これに加え、高校のころにバレエやヒップホップといったダンスを学んでいたこともあり、3D配信では軽快に動き回る彼の姿をみせ、にじさんじ内の男女コンビとして名コンビ「ぐんかん」でともにする郡道美玲を抱きかかえてみせたりと、彼の配信アーカイブを覗けばさまざまエンタメを披露していることがわかるはずだ。

 このほかにも多くの趣味・趣向性を配信を通じて届け、「オールマイティ」なタレント力でファンに知らしめてきた神田笑一。「なんでもござれ」だからこそ「なにに手を付けていくのか」が楽しみだ。

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