『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』5話ーーオオカミくんvsオオカミちゃんの駆け引き? 中間告白後、メンバーたちに起こった変化

 中間告白後、メンバーの心境に変化が見られた。それぞれの矢印がわかったからこそ、現時点で成立しているカップルをあえて邪魔するようなことをしたくないと考えるメンバーたちが異なる動きを見せた。

 まず3本の矢印が集中していたなな(新野尾七奈)を取り巻く男子陣。りお(高橋璃央)は、中間告白で涙ぐんでいたななが晴れやかな表情に変化していたことを受け、ななとのせりん(能勢倫)の2人を応援するという姿勢に。

 2人の様子を微笑ましく見ることができたと言い、自分の心境の変化を口にした。「幸せ願うなら邪魔できないなと思って」「邪魔して、悩ませてまた前みたいに暗い表情が増えるよりも、一番想ってる人が幸せな方で良いんじゃないかなって思って……だから思う存分楽しんで下さい」。自分の好きな人から身を引くという辛い決断にもかかわらず、愛情いっぱいで、だけれども押しつけがましさのない言葉の数々には心を打たれた。

 ただ、MC陣も話していた通り、この発言ができた裏には、変わらず自分を想い続けてくれるしおり(加藤栞)の存在があったからだろう。そして、そのしおりの気持ちの尊さがわかるのは、“自分からばっかりいく恋ってしんどい”ということを身を持ってわかっているりおだからこそ。年齢差を気にしていたが、彼女がそれを取っ払ってくれたと言い、向き合いたいと話した。

 そして、そんなりおからななへの気持ちと、しおりからりおへの気持ちを知って、手を組もうと言い出したのはひびき(鈴々木響)だ。非常に香ばしいオオカミ疑惑のある策士同盟が誕生した。ひびきは別場所で、なな、のせりん、しおりを呼び出し作業させたが、蓋を開けてみれば、彼の独断による選抜だったようで、リーダーゆえの職権濫用とも言えるこの采配。オオカミだろうがそうでなかろうがやはりひびきはかなり手強い。そしてこの強引さこそが今シーズンをグイグイ引っ張ってくれているのは間違いない。

 ちなみに、ひびきは元々なな以外にしおりとも話したいと名前を挙げていただけに、次回の予告を観てもこの2人の間にも何かしらが起きそうな予感しかしない。さらにそれがオオカミくんvsオオカミちゃんの駆け引きとなる可能性もあり、見応えがありそうだ。

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