にじさんじに「演技・声劇」を広めた“センスの塊” 成瀬鳴のさらなるブレイクに寄せる期待

 そんな彼であるが、VOIZから転籍してもにじさんじらしい 「アクの強い趣味・嗜好」を持っている人物として知られている。

 まず、カブトムシとクワガタが大好きであること。Twitterでも「自宅で飼育しているカブトムシとクワガタ」について報告するサブアカウントを運用していたこともあるほどだ。

 これまで飼育していたカブトムシとクワガタは数知れず、そのサブアカウントも名前は「クワガタ成瀬」であり、現在では日常的な出来事をツイートする方針で運用しているが、過去のツイートを遡ってみていくと様々な写真を投稿しているのが確認できる。

 もう一つ、にじさんじの中でもスポーツ好きな一面を持っていること。幼少期よりラグビーを嗜んでおり、サッカー観戦などスポーツ全般が趣味。とくにサッカー好きを活動初期から公言しており、世界的に有名なサッカーゲーム『FIFA』シリーズのプレイ配信も多い。

 もちろんサッカー知識も豊富であり、今年催されたにじさんじ×J1クラブとのコラボでFC東京を担当した際には、「夢がかないました…!」とツイートするほど。

 ちなみに同チームに所属しているMF三田啓貴選手から『Apex Legends』を一緒にやろうとリプライされて即答するなど、そのフットワークの軽さも彼の魅力といえる。

 最近では『eBASEBALLパワフルプロ野球』シリーズを使用したにじさんじ内の大会「にじさんじ甲子園」に影響され、実際のプロ野球に興味を持って観戦、その後生配信でプレイしてみたりと、やはりスポーツへの興味関心は強いままだ。

 また、にじさんじ内のカジュアル大会である『にじさんじマリオカート杯』の初代&三代目王者、『にじさんじポケユナ大会』でも葛葉、舞元啓介、フミ、アルス・アルマルらとの5人チームで優勝。

 2022年に入ってからも、ポーカーゲーム『ポーカーチェイス-Poker Chase-』を使用したポーカー大会『NNOP2022』でも初心者状態から勘所を掴んで一気にレベルをあげて優勝、『Apex Legends』を使ったVTuber最協決定戦 Season4では椎名唯華、奈羅花とともに出場して総合3位を獲得した。

 長年の配信を通じて磨かれたゲームセンスと、向上心の高さでコツコツとプレイしていく集中力を持ち合わせた結果、にじさんじ内外の大規模大会でその実力を発揮する場面が多い。

 もうひとつ、彼の大きな特徴として挙げておきたいのが「演技・声劇」を広めたこと。もちろん「演技」を売りにした面々は多く所属しているが、「にじさんじ声劇同好会」を主宰するなど精力的に活動。VOIZとしてデビューしたのも、もともと声優になりたい一心だったからと言うように、声と演技への情熱はすさまじい。

 ANYCOLOR、KADOKAWA、BALCOLONY.の3社共同事業で手がけるメディアミックス作品『Lie:verse Liars』がスタートしているが、成瀬鳴についても「どんな配役で参加するだろうか?」と期待しているファンも少なくないだろう。

【声劇企画】第8回!#にじさんじ声劇同好会!【成瀬鳴/渋谷ハジメ/春崎エアル/オリバー・エバンス/黛灰/弦月藤士郎/にじさんじ】

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