ザッカーバーグの“メタバース自撮り”がミーム化。その対応を振り返る 「ローンチのお祝いをしたくてサクッと撮った」
先日マーク・ザッカーバーグは、エッフェル塔とサグラダファミリアとおぼしき建物の前に立つ自分のアバターのスクリーンショットを投稿し、『Horizon Worlds』がフランスとスペインでローンチしたことを発表した。しかし、この画像はあちこちで引用されミーム化されることとなってしまった。あるTwitterユーザーが言っていた通り、グラフィックが初代PlayStationのゲームとほぼ同レベルであったからだ。
ザッカーバーグはおそらくこれらのミームを目にしたのだろう。メタのグラフィックへの本気度を知らせるため、最初のポストの数日後にさらにいくつかの新しいスクリーンショットをFacebookとInstagramに投稿。ミームへの反論がわりに、はるかに高クオリティの自分と古代広場の画像を見せびらかした。「間も無く、『Horizon Worlds』とアバターのグラフィックへのアップデートが行われます」とコメントし、今後予定されているカンファレンスイベント、Connectで詳細を発表するとした。開催時期は未定とのことだが、昨年のConnectは10月に開催されていることから、今年もその辺りになると予想されている。
ザッカーバーグは、元のスクリーンショットがまったく賞賛に値するものではないことを認めている。「先日投稿した写真は非常に簡易的なものでした。ローンチのお祝いをしたくて、サクッと撮ったものだったんです」。そして、『Meta Quest 2』を100ドル値上げすることを発表したばかりのこの時期に、お粗末なグラフィックを発表したことでがっかりさせてしまった人々をもう一度惹きつけるため、こう付け加えた。「VRヘッドセット越しでも、『Horizon Worlds』のグラフィックにははるかに多くの可能性があります。グラフィックは今ものすごいスピードで改善されている最中なのです」。
メタ以外にも、高クオリティのグラフィックを開発中の会社もある。たとえばRobloxはドットの粗いローレゾのグラフィックをアップデートしていると先月発表を行い、プロダクト・ディレクターのJosh AnonはProtocolへのインタビューで、最終目標は「現実世界を複製すること」であると述べた。
ただし彼らにここで一度考えてほしいのは、グラフィックは「それを使って」、「何をするか」の二次的なものだということ。Metaの『Horizon Worlds』のビジュアルがたとえば『Fortnite』のレベルにまで引き上げられたとしても、その仮想世界自体に何か興味深いものがなければ、ユーザーは離れてしまうだろう。
(画像=マーク・ザッカーバーグFacebookより)
(source)
https://www.theverge.com/2022/8/19/23313469/mark-zuckerberg-horizon-worlds-screenshot-memes-response-upgrades
https://www.instagram.com/p/Chc8I1VBzk6/