Z世代の『平成レトロ』ブームはこんなところにまで 令和に平成ギャルへと変身できるプリ機を体験してみた
Z世代に人気の「平成レトロ」を最新プリ機に!
昭和生まれ、平成育ち世代からすると「平成がレトロ!?」という気持ちになるのだが、時代が早くもぐるりと巡って、若いZ世代には新鮮でレトロなものに見えているという。
「これまで紺のハイソックスやくるぶし丈の靴下が人気でしたが、最近ルーズソックスにローファーという平成ギャルが好んだアイテムも人気なんです」
ヒョウ柄やゼブラ柄のトップスや小物も「平成」なアイテムになるとのことで、Z世代からは新しいものとして受け入れられているという。そんな感覚をプリ機に取り入れたのが、『ルートミー』の『平成ギャルスペシャルモード』だ。
4つのデザインのうち、3つは令和風『平成レトロ』、そして1つは当時を知る人なら「これこれ!」と感じる、リアルな平成風のデザインとなっている。
「落書きが苦手な人でも、フレームだけで当時の懐かしいプリを再現することができるようになっています。もちろん、プリのうつりについては、当時ではなく最新のものになっているので『盛れる』プリが撮れます」
実際に体験してみた!
最新のプリ機を、門脇さんに付き添っていただき、筆者も体験してみた。プリ機に入る前に、まず背景などを選ぶ必要がある。このときに表示される文字は、懐かしのギャル文字! あの頃を知る人なら読めるだろうが、今の若者は読めないかも……ということで、ふりがなもちゃんと振られている。
撮影ブースには大きなリング型照明。撮影時のテンションを上げる工夫がなされている。撮影フレームに合わせてピースした手の平を上に向けて前へ突き出す『ギャルピース』などをして撮影すれば『平成ギャル風』に仕上がるのだ。
撮影後は、落書きタイム。基本的な流れは、令和も変わらない。しかし、いまは顔を盛ることが重視されており、落書きでゴテゴテにデコる頻度は減っているという。久しぶりすぎてとまどう筆者に、門脇さんは丁寧に使い方を教えてくれた。
最終的にできた画像はこちら。懐かしい平成風プリが出来上がった。
かつてプリを楽しんだ世代にとってはこういったデザインは懐かしいながらも、撮る機会がめっきりなくなってしまっているのが現状だ。しかし、門脇さんは「大人の方も、ぜひプリを」と話す。
「お子様と一緒に成長記録をとったり、お出かけ先の記録として楽しむのもおすすめです。そして『平成ギャルスペシャルモード』で、ぜひ久しぶりのプリ体験を楽しんでみてください」
手元にプリントされた写真が思い出として残るのもプリ機の魅力のひとつ。写真もデータ中心な今だからこそ、昔を懐かしみながら最新プリ機を体験すれば、新しい楽しみが見つかるかも知れない。