PS VR2には新機能「シースルービュー」が搭載　ヘッドセットを着けたまま周囲の確認が可能に

　PlayStation®VR2（以下、PS VR2）は発売に向けて準備が加速しており、次世代のバーチャルリアリティヘッドセットで可能になる新しいゲームや体験が実現する日が近づいてきている。PS VR2のゲーム開発者は、近日配信予定の最新システムソフトウェアにより、これらの機能にアクセスいただけるようになるという。今回は、PS VR2で体験できる機能のいくつかを一足先にご紹介しよう。

　PS VR2には、新機能「シースルービュー」が搭載されている。この機能を使用するとヘッドセットを装着した状態でも自分の周囲の環境を見ることができる。例えば、ヘッドセットを装着した後にPS VR2のコントローラーを探したいときなどに、ヘッドセットの着脱が不要となる。ヘッドセットの正面にはカメラが埋め込まれており、ファンクションボタンの押し込み、またはPlayStation®5のコントロールセンターに新しく追加される、PS VR2の各種設定にアクセスできる専用のカード内メニューを選択することで、周囲の映像とPS VR2のプレイ画面との切り替えを行なうことができる。なお、｢シースルービュー｣は視認用の機能のため、映像の録画はできない。

　さらに、別売りのPS5用のHDカメラをPS5本体に接続することで、PS VR2のヘッドセットを装着したまま、プレイ中の自分の姿を録画して配信することができる。特にボス戦で繰り広げられる動きやリアクションをフレンドにリアルタイムで共有するのにぴったりの機能となっている。

　また、PS VR2ではプレイスタイルや部屋の環境に応じてプレイエリアのカスタマイズを行うことができる。

　ヘッドセットに埋め込まれたカメラとPS VR2 Senseコントローラーを使い、カメラで部屋をスキャンすることでプレイエリアの拡大、調整を行なう。ゲームプレイ中に、設定したプレイエリアの境界線に近づくと、画面にプレイエリアの境界線が表示され、プレイヤーに注意を促す。一度設定したプレイエリアは保存され、同じ場所で遊ぶ場合は設定をしなおす必要がないもの嬉しいポイント。PS VR2接続中は、いつでもプレイエリアの設定を変更することが可能だ。

　そして、PS VR2にはVRモードとシネマティックモードを搭載している。VRモードでは、VRゲームコンテンツを360度の視界で楽しむことができる。コンテンツは4000 x 2040 HDRビデオフォーマット（片目あたり2000×2040の解像度）、90/120Hzのフレームレートで表示される。シネマティックモードでは、仮想空間上の巨大な画面で、PS5のシステム設定、UI、そしてVR対応をしていない通常のゲームおよび1920 x 1080 HDR、24/60Hzまた120Hzのメディアコンテンツを楽しむことができる。

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