リメイク版『FF7』第2作は来冬発売に。続報に集まる3つの懸念

リメイクプロジェクト全3作の完結は2028年?

 最後に挙げるのは、リメイク第1作の発売から第2作のリリース予定時期まで、結果的に約4年という時間を要した点である。「来冬」を「来年の冬」とするならば、2023年1月あるいは2月での登場にもわずかな可能性が残るが、『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』HDリマスター版の発売時期が今冬(2022年12月~2023年2月)とされていることを踏まえると、来冬とはその翌年、2023年12月~2024年2月の期間を指すのだろう。同様のペースで第3作がリリースされるとするならば、その登場は2028年初頭ごろとなる。第1作の発売時から懸念されていたリメイクプロジェクト完結までの道のり。予測どおりに進めば、10年弱の歳月をかけることになる。

 多くのファンにとって「予想どおり」と「予想以上」のあいだに位置するであろう、リメイク3作の発売周期。完結する頃には、少年・少女時代にオリジナル版を遊んだプレイヤーが50歳近くとなってしまう。来冬とされる第2作については、まだ想像できる範疇の未来だが、第3作は(勝手な推測ではあるものの)これから5年半先となるのだから、気が遠くなる。この点に対する懸念や批判には、やや同情してしまう部分もある。

 とはいえ、たくさんの明るい話題が提供された今回の配信。なかには、(内容を受け)生きる楽しみが増えたとまで口にするファンの姿もあった。『FF7 REBIRTH』の発売まで、あと1年半。完結までの長い時間はある意味、『FF7』に対する愛を試すためのものなのかもしれない。ファンの望むリメイクを期待を裏切らず形にする制作チームに感謝しつつ、その日を心待ちにしたい。

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