生きる意味を探して音楽の道へ 歌と占いでリスナーを導く「YONOA 歌と宇宙の夢」とは
――「Pococha」内でランクを上げたりファン作りをしたりするなかで、壁にぶつかった経験はありますか?
YONOA:基本的に、ランクは後からついてくるものだという考えでいます。ランク制度があることで壁にぶつかってしまうライバーさんがたくさんいるというのも感じています。でも私は「Pococha」はこの世の中の縮図のようだと思っているんですよ。「結果を出すことも大切だけど、本質を忘れない」ということを試されているように思っています。
ランクや数字だけを追いかけていると、心も苦しいですし、自分が何のためにやっているのかわからなくなってしまう。かといってボランティアをしているわけではないので、自分の価値を評価してもらうためにちゃんと自分自身を保つことも必要ですし。そのバランス感覚をすごく試される場所だなといつも思っています。
――YONOAさん自身は具体的に、どうやって乗り越えたのでしょうか。
YONOA:リスナーさんと相談しながらいろいろ試しましたね。最初は一切メーター(同じランク帯のライバー同士の相対的な位置を表すもの)を追いかけないという主義でやってみました。なので、ライブ配信で私の占いを受けるためにアイテムでの応援が必要だなどと一切言わず、お気持ちで返していただければというシステムでした。そうすると、占いにすごく価値を感じてアイテムという形で応援してくださる方ができた一方で、なかには受けるだけ受けて何もしないで帰る人もいました。そのうち私を応援してくれる方が増えてくると、そこに不公平が生まれてしまったため、そこは一律にしようとリスナーのみんなも交えて相談しました。結果、占いをするときはアイテムをいただくという形に変えてやってきました。
逆にメーターを追いかけてみようという時期もありました。私自身「Pococha」の中で“その先”にたどり着きたいという思いもありましたので。でも、それはそれで歌を駆使しすぎて、今度は喉が壊れそうになってしまったんです。喉を壊してまでランクを追いかけていては本末転倒になってしまうので、やめることにしました。色々なことをたくさん試して今の活動にに至ります。
――ちなみに「Pococha」で人生が変わったような体験をしたことはありますか
YONOA:まさにいま、それをちょうど感じているところです。ずっとライブができなかったところに「Pococha」という場所ができて、もう一度アーティストとしての夢を繋いでもらったので、今日のこの取材の機会に何か夢を宣言したいと思ってきたんです。「Pococha」のみんながいてくれたからこその今なので、私がそれに甘えず新たに夢を宣言して、その夢を実現するためにこれからもまた頑張れたらいいなと思いました。
実はちょうどコロナの前の2017年にメジャーシングルを1度出しており、国歌斉唱を歌わせてもらう機会がありました。そのときに、「3年後に武道館でライブをしたい」と言っていたんです。ですが、そのあとにコロナ禍になってしまい、実現するのが難しくなってしまって。そこからもう1度、ゼロスタートみたいになってしまいましたが、ドームツアーや武道館でのライブ、紅白に出ることを目標にしたいと思っています。みんなもそこを夢見て応援してくれているので、自分自身が取り下げた夢にもう1度挑戦したいと思っています。この記事を見てくれたみんなや、新たに私を知ってくれた方が「あのときの記事のYONOAさんだ」という日を迎えられたらいいな。
――ありがとうございます。最後にあなたにとって「Pococha」はどんな存在ですか?
YONOA:もう一度夢を思い出させてくれて、もう一度諦めずに夢を見させてもらえた存在です。「Pococha」で出会ったみんながいなかったら、多分もうとっくに諦めてしまっていたかもしれません。
■YONOA 歌と宇宙関連リンク
Pococha:
https://www.pococha.com/ja-jp/app/users/89c49ce4-8b17-47ee-82d4-3df5b6a32fc5
YONOA公式サイト:https://www.yonoa.jp/