ホロライブ・雪花ラミィが見せる“深い愛情” 雪民との会話などから考える

 一方、ゲーム配信では「力こそパワー」的なゴリ押し脳筋プレイが特徴で、『エルデンリング』の配信では巨大なラダーン武器・星砕きの大剣を振り回してラスボスの討伐に成功。ほかにも、ホロライブの凸待ち企画の常連としてメンバーの枠を訪れたり、仲のいい同期・ねぽらぼでの配信や湊あくあ&宝鐘マリン&大神ミオを中心にしたメンバーがゆるーく集まる『マインクラフト』の企画「AKUKIN建設」、戌神ころね&白銀ノエル&宝鐘マリンとの「やかまし娘」の企画などで、自分だけでなく様々なメンバーの配信を盛り上げている。

#01【ELDEN RING】ラミィも王に…な…れ?【雪花ラミィ/ホロライブ】※配信内容にネタバレあり
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 そして、筆者が何よりも独特の魅力があらわれていると感じるのは、晩酌配信ですっかり酔っぱらった後の姿だ。彼女の晩酌配信では、その日のお酒やおつまみの美味しさを伝える「飲みはじめ/酔いはじめ」を経て、最後はいつも「ホロライブ大好き」「雪民さん大好き」に繋がっていく。その楽しそうな様子は「All roads lead to hololive」(すべての道はホロライブに通ず)といった雰囲気で、「ここまでを含めていつもの晩酌配信」という感覚なのだ。

 これにはおそらく、彼女自身がデビュー前からホロライブリスナーだったことも関係しているのだろう。ホロライブがはじまって数年後にその一員としてデビューした彼女は、加入前から様々なメンバーの活動を追ってきたいちリスナーでもあり、デビュー以降も私生活ではプライベートアカウントで「一般リスナー・雪花ラミィ」として人知れず他メンバーの配信にコメントしているらしい。そう考えると、彼女が普段から「雪民さん」に向けている愛情は、つまるところ、自分と同じホロリスナーへの親近感も含んだものなのかもしれない。

 5期生というホロライブの中ではやや後輩的な立ち位置のメンバーでありながら、同時にグループの潤滑油的な存在でもあり、自分が主役になるだけでなく、さりげなく周りを見て場を取り持つ魅力的なバランサーにもなれる。そんな雰囲気や、持ち前のトークスキルを生かして、これからもメンバー/リスナーと居心地のいい空間をつくっていってくれそうだ。

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