Twitterを制するものはYouTubeを制す?  「アイシングクッキーYouTuber」が人気クリエイターになるまでの見事なSNS戦略とは

リツイート機能の活用でさらに視聴者を引きつける

 ホイップシュガーのTwitter戦略はこれだけでは終わらず、続きがある。

 砂糖で作られた『天空の城ラピュタ』のロボット兵を紹介する投稿は7万「いいね」を獲得しているのだが、このツイートが1,000「いいね」を突破した際にはYouTubeのリンクとともに「足が折れそうで怖かったです……」と作製時のエピソードをリツイートで紹介。その後も節目ごとにリツイートが行われており、その度に新たな画像が投稿されているのが確認できる。

 ホイップシュガーのYouTubeでは、まれに動画の最後でNGシーンや制作時のエピソードが紹介されることはあるものの、そういった裏話が表に出ることはそう多くない。このことは多くのYouTuberにも当てはまるが、リツイート機能をうまく利用し、普段視聴者が触れられない製作時のエピソードを小出しに紹介しながら動画の告知を複数回行うといった手法も、ホイップシュガーのSNS戦略のひとつといえるだろう。

 YouTuberとして活動する人びとが増えたいま、YouTubeで人気を得るにはTwitterをはじめとするSNSでの活動が大きな役割を担っていることは間違いない。誰でも簡単に使えるツールだからこそ、ホイップシュガーのようにSNS戦略を極めることがYouTubeで成功する近道といえそうだ。

関連記事