ハイレゾ相当の音質を叶えた「1MORE EVO」はどんな楽曲が聴きやすい? ノイズキャンセリングなど正直レビュー

 初めて「1MORE EVO」を手に取ったとき、その高級感ある質感とフォルムに驚いた。洗練されたスノー・ポーセリン・ホワイトの色合いが美しく、ひと目で気に入った。

 主に音質とノイズキャンセルの2つの面で大きな進化を遂げたという1MORE EVO。そのサウンドを体験して、正直にレビューしたいと思う。

人間工学に基づいたデザイン。ハイレゾ相当の高音質で聴けるLDACコーデック技術を搭載

1MORE EVO

 5月10日に発売された1MORE EVOは人間工学に基づいたデザインを採用し、高級感のあるフォルムと洗練されたデザインが特徴である。手に取ったときの重厚感と、滑らかな肌触りがほかのワイヤレスイヤホンとは一線を画す。

 カラーは今回使用したスノー・ポーセリン・ホワイトのほか、ギルト・ブラックの2色展開となっている。

 1MOREは中国のイヤホンメーカーで、グラミー賞を4回受賞したサウンドエンジニアlucaBignardi氏と、Sonarworks社の3社によるパートナーシップを構築しているブランドだ。

 1MORE EVOは「Hi-Res Audio Wireless(ハイレゾ音源)」に認証されており、従来のBluetoothコーデック技術であるSBCよりも約3倍の情報量で伝送できるのも大きなポイントだ。ハイレゾ相当の高音質で楽しめるLDAC(エルダック)コーデック技術を搭載しており、音の立体感とクリアさが、小音量でも鮮明に再現される。

鮮明に聴こえるボーカルだがクラシックはやや物足りなさがアリ

 1MORE EVOはハイブリッド型ドライバーユニットを搭載しており、これは「ダイナミック型ドライバーユニット」と「BA型ドライバーユニット」の両方の長所を取り入れている。

 BA型ドライバーユニットは中高音域の再生が、ダイナミック型ドライバーユニットは低音の再生が得意としており、再生周波数帯域40,000hzの高音域まで実現し、まさに「いいとこどり」な製品といえる。

 実際に聴いてみたところ、特にボーカルは聴きやすく感じた。音像が鮮明で、立体感のあるサウンドで楽しませてくれる。

 ただ、クラシック音楽を聴いてみたところ、鮮明さや迫力はやや寂しい感じ。ギターの主張が強いバンドサウンド やEDMはやや聴き疲れするような気もして、高音はしっかりと感じるが低音にやや厚みがないような印象を受けたのが正直なところ。

 DLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施したドライバーユニットは、高域特性を向上させる効果のある非晶質の硬質炭素膜を振動板に被せるつくりになっているのも理由の一つかもしれない。トータルでいえば非常に満足しているし、今まで使ったどのワイヤレスイヤホンよりも音質は良かったことは断言しておこう。

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