メトロック、日比谷音楽祭、やついフェス……オンラインでも楽しめる夏フェスは? 出演アーティストや視聴方法も紹介

 コロナ禍により浸透した、音楽フェスのオンライン開催。一昨年、昨年はオンライン上のみで開催されたフェスも多かったが、今年は現地会場にて開催されるフェスも多い。引き続き、同時開催という形で生配信が行われる場合もあり、CoachellaやVIVA LA ROCKをはじめ、今年もこれまで国内外共にオンラインでも開催されたフェスは大きな話題となった。

 本稿では、今後開催されるフェスのうち、オンラインでも視聴できるものを紹介する。

 2013年より始まった、東京都内唯一の大型野外ロックフェスティバル『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022』。3年ぶりの有観客開催となる今年は、5月21日、22日の東京公演がABEMAにて無料独占生中継されることが決定している。また、東京公演前日の20日19時からは、『メトロック2022前夜祭 ~大阪ライブ最速放送~』と題し、今月14日、15日に開催された大阪公演の様子を放送。3日間連続でメトロックを楽しむことができる。

 開催10周年を迎える今年は、Creepy Nuts、サカナクション、WANIMA、BiSH、ヤバイTシャツ屋さんなど、JPOP、JROCKを牽引する豪華アーティストが登場予定だ。配信ではライブの様子だけでなく、舞台裏でのアーティストのトークも誰でも無料で視聴可能。

 東京、大阪ともにトリを務めるフレデリックの三原健司は「久々のメトロック開催ということと、東京・大阪公演どちらも初めてトリを務めさせていただくということで、気合いを入れてしっかりやりたいと思ってます。気合い十分のセットリストを組んでいるので、『フェスに来て人生変わった』と思ってもらえるくらい、いいものにしたいと思ってます」とコメント。会場に行けない人も、その熱量をオンラインで味わいたい。

 6月3日から5日にかけて行われる日比谷音楽祭も、配信でも楽しむことができる。『日比谷音楽祭』は亀田誠治が実行委員長をつとめる、「フリーで誰もが参加できる、ボーダーレスな音楽祭」。今年は石川さゆりやEXILE・SHOKICHI、SKY-HI、藤井フミヤ、MIYAVI、角野隼斗、さらには民謡ユニットやアコースティックギターデュオ、キッズVTuberなど、バラエティ豊かな出演者が揃う予定だ。イベントは動画配信サービスU-NEXTにて生配信が行われるので、月額会員に入っている人はもちろん、31日間無料トライアル期間を活用することでも観ることができる。会場では野外の空気を満喫しながら音楽に浸ることができるが、オンラインでは好きな場所でじっくりと楽しめることがポイントだ。さらに今年は10日近くにわたる見逃し配信も予定されているため、実際に会場で参加した人も見返すことができるほか、リアルタイム配信の際に時間が取れなくてもあとから見返すことができる。

 現在152アーティストの出演が発表されているのは、6月18日、19日に開催される『やついフェス』。2020年はオンラインのみの開催、2021年は会場周遊も取り入れつつオンライン主軸で開催となっていた本フェスの今年のテーマは「復活」で、渋谷10会場での周遊フェスを取り戻しながら、オンラインでも楽しめる場を引き続き残していくという。配信は無料だが、クラウドファンディングで支援することもできる(視聴方法は未定)。眉村ちあき、ぷにぷに電機、鋭児、ポップしなないで、諭吉佳作/menなど個性豊かな気鋭のアーティストのほか、芸人も多く出演するラインナップは、DJもおこなう音楽通の芸人であるやついならでは。現地で目撃したいのはもちろんだが、10会場を巡る体力的な疲れをなくし、オンライン配信で隅々まで楽しむ選択肢もある。

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