大谷亮平「真っ暗なところで聴いてほしい」 Spotifyオリジナルポッドキャスト『BATMAN 葬られた真実』世界独占配信開始 

 5月3日、 Spotifyオリジナルポッドキャスト番組『BATMAN 葬られた真実』の独占配信開始を記念したプレミアイベントが実施された。

 Spotifyとワーナー・ブラザース、DCコミックスによる複数年にわたるパートナーシップ契約の第一弾として企画・制作された『BATMAN 葬られた真実』。本作は、DCコミックスの代表的なシリーズ「バットマン」のエピソードを音声のみで表現する新しいポッドキャスト番組となっており、米国版オリジナル脚本をもとに、日本を含む8カ国向けに翻案され、全世界で一挙配信されるプロジェクトとなっている。

 

 イベントでははじめに、スポティファイジャパン音声コンテンツ事業統括の西ちえこ氏が登壇。Spotifyが音楽だけでなく、ポッドキャストやオーディオブックなど耳で楽しめる様々なエンタメを楽しめるプレミアムオーディオプラットフォームへの進化に力を入れ、音声の可能性を追求していることを説明した。

 続いて行われたトークセッションでは、ブルース・ウェイン役を務める大谷亮平が登場。

ブルース・ウェイン役を務める大谷亮平

 今回の話を聞いたときの感想を「光栄です。すごい役が来たなと嬉しく思いました」と話した。普段の演技とは異なる声のみでの演技だが、「声だけなのでより細かいところに集中したりできました。ネガティブなことを考えているのは時間がもったいないと思ったので、とにかく楽しんで思い切り演じさせてもらいました」と振り返る。「家でできあがったものを聴いたんですけど、内容を知っている自分からしても展開の面白さや音のすごさに引き込まれました」と感想を語った。

 そして本イベントでは大谷以外のキャストも発表。

 バーバラ・ゴードン役の中島美嘉、リドラー役の岩田剛典、ケル役の松井玲奈など、豪華キャストの名前が読み上げられた。さらに中島がスペシャルゲストとして登場すると、大谷とともにトークを繰り広げた。

バーバラ・ゴードン役の中島美嘉

 役柄を声でどう演じるかということに対して「非日常的なキャラクターというか、少なくともラフなキャラクターではないのでそこは意識しました。ちょっと異物感があるような声を目指しています。あと変身したらバットマンになるので、ブルースとは多少声を変えてほしいという指示もあって。そこは難しかったです」と大谷。刑事を演じる中島は「専門用語みたいなのもあって、どうやったらいいのかなと考えました。緊張はしていたけど楽しませていただきました」と振り返る。「このセリフはもっと叫んでいいのかとか確認しながらでしたね。声を使い分けるという意味では歌と似ているところもあるのかなと感じました」と歌手との共通点も話した。

 映画クオリティの音声エンターテインメントという新しいジャンル。どんなシーンで聴いてほしいかと聞かれると、大谷は「是非真っ暗なところで聴いてほしいなと思います。新たな世界に引き込んでくれる作品なので。SEもすごくて、日常とは違う時間を過ごせて贅沢感を味わえると思います。イヤホンで聴くのも没入できていいですね」と話し、中島も同じく暗闇と回答。「寝る前に枕元に置いて聴いてて。あとはヘッドホンで聴くのもまた違った聴こえ方なのでお勧めします。聴いていて、家にいるという感じがしなかったですね。自分の想像力がプラスされて世界が広がっていくので」と様々な楽しみ方ができることを勧めた。

 さらにこの日は、キャストとして発表された岩田と松井からのビデオメッセージも届いた。

リドラー役の岩田剛典

 「昔から見てきたバットマンに参加できて心が躍る」という岩田は、声のみで演じることは今回が初だったという。「新しい形でのドラマをより多くの人に楽しんでいただけたら」と話し、松井は「キーパーソンの役なので、声だけでどういう風に演じるか考えました。脚本をわくわくして読んだので、みなさんも毎回どきどきわくわくしながら聴いていただけたら」と伝えた。

ケル役の松井玲奈

 最後に大谷が「今回の作品はとにかく先が読めない展開で、面白いストーリーになっているので沢山の人に楽しんでもらいたい」、中島が「中島美嘉っていうのを忘れて楽しんでほしいです。目を閉じて音に注目して聴いていただけたら」とコメントした。

 『BATMAN 葬られた真実』は、5月3日より世界一斉配信されている。

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