日本のFPSがアジア1位に輝いた日ーーPaper Rex戦を勝利で飾ったZETA DIVISIONにインタビュー
ーーcrowさんに質問です。関連ワードがTwitterで連日トレンド入りするなど注目度の高さを感じさせますが、『CS:GO(Counter-Strike: Global Offensive)』時代の経験からどう感じていますでしょうか?
crow:『CS:GO』時代は、もちろん応援してくれるファンはいたんですけど、いまは数が桁違いで本当にありがたいなと思っています。いままで『VALORANT』シーンは国内も活発でしたが、世界に出ると勝てないといったイメージを覆せたんじゃないかなと思っています。日本は強いんだぞと伝えられていることが嬉しいです。
ーーTENNN選手に質問です。ヘイヴンのAロングをかなり前まで詰めて2キルを行うハイライトがありました。PRXに対して強気な守りラウンドというのは、全体で共有して進めていたのでしょうか?
TENNN:PRXはもちろんフィジカルがとても強いので、相手のペースに合わせると、そのまま飲まれて負けてしまうなと。それを防ぐために前めに戦うことは決めていました。
ーーSugarZ3ro選手に質問です。スプリットはZETAのなかでも得意なマップでしたが、PRXの対策がかなり進んでいるような試合内容でした。どのあたりで改善していったのでしょうか?
SugarZ3ro:スプリットで落としたラウンドに関しては、自分たちのミスや、焦りでズレが発生していることが多かったので、そこを修正しつつ自分たちができる手札のなかでどれが刺さるかを判断していきました。
ーーf0rsakeN選手がかなり前に詰めてくるシーンもありましたが、警戒はしていましたか?
SugarZ3ro:詰めていること自体はすごくわかりやすかったんですけど、最初の方のラウンドは射線がうまくいかなくて、何度か倒されラウンドを落とすことも多かったです。最後の方は無理に付き合わないで、引かせているだけでいいと自分の中で答えが出たので、それがうまく刺さったのかなと。
ーーXQQコーチに質問です。スプリットの8-9の場面で、自分たちがラウンドを取得したにもかかわらずタイムアウトを取得するといったことがありました。その際はどのようなお話を?
XQQ:あのときは自分たちが落ち着くためということもありますし、いま何をやっていて、何を間違えているのかを整理するために取りました。
ーー次戦のOptic Gaming戦に関してはどのように見ているでしょうか?
XQQ:Opticに関しては、これまでに当たってきたチームよりは対策を進めていますし、NAリージョンで残っている唯一のチームなのでしっかり警戒をしていきたいです。今回の大会で初めてNAのチームと戦うので楽しみですね。
ーー今試合から会場が変わり、選手の後ろに座ることができました。感想はいかがでしょうか?
XQQ:選手を直で近くで見れるということは、すごく嬉しいですね。勝った喜びだったり負けている悲しさだったりを共感できることは大きいと思います。
ーー最後に何か叫ばれているように感じましたが。
XQQ:何を叫んだのか覚えていないんですけど、たぶん「NICE!」ですね(笑)
ーー今回日本のリージョンが「ほかのチームを次々倒していく死神のようだ」と、多くのキャスターが評していました。マイナーリージョンとして、ここまで勝ち上がってこれたことに対してどんな感情でしょうか。
XQQ:日本のチームとしては、この場にいれることをすごく嬉しく思っています。この勝利は今日戦ったPRXや、DRXなど全てのAPACチームが一緒になって勝ち取った順位だと思っています。
(メイン画像=Getty Imagesより)
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