ドリフトの魅力に取り憑かれニュージーランドへ渡った日本人 海外だからこそできる独創的な企画のYouTubeチャンネル

 次に紹介するのは今年3月に投稿されたニュージーランドドリフトカー紹介動画。こちらのチャンネルではニュージーランドの変わったカスタマイズカーの紹介も行っている。この動画では最新装備が詰め込まれた日本の旧車、1970年代トヨタカローラKE35型のドリフト車両を紹介している。

【ドリフト中のレアな旧車がクラッシュ!】最新パーツ満載な日本未発売カローラのキレた走りを助手席で体験(笑)

 エンジンは日産製SR型エンジン(シルビア等に採用されていたエンジン)に乗せ換えており、さらには電動パワーステアリングに電動スロットル(電気的にアクセル操作がエンジンに伝わる機構)、室内のタブレット端末を使ったタッチパネル式のメーターなど見た目とのギャップがとてつもない。

 オーナーは電装屋ということでこのようなDIYはお手の物のようだ。走行もアグレッシブで、走り出しから前方車両との接近ドリフトを見せるほど。途中リアを壁にヒットさせてしまうアクシデントがあったもののそのまま続行……走りへの耐久性は十分なようだ。

 ニュージーランドは車社会で、税金などの維持費が日本と比べて安く自動車文化が普及している。また、公道での規定から行動走行不可能な競技車両をコンパクトな乗用車でけん引するタイプの車両運搬トレーラーを使用しやすく、競技車両を日本に比べ比較的気軽に所有できることが理由として考えられる。ニュージーランドはモノを自分の手で直す文化が根付いており自動車のDIY整備文化からユニークな改造車が生まれることが多いようだ。

 照屋さん曰くニュージーランドは起業しやすく、ドリフトドライバーが自分のチームを起業することも多いのだとか。好きなことや得意なことで生きていける社会とも言えるニュージーランドのように日本でも自由な生き方がもっと発展するとより人生が楽しくなるかもしれない。

 このNZ DRIFT LIFEチャンネルでは、ほかにもニュージーランドの様々なモータースポーツの紹介やマイカーでのドリフト実験動画など興味深い動画が多数ラインナップされているので是非チェックしてほしい。

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