かじがや卓哉が語る「家電・iPhone芸人」として活躍するまで ターニングポイントは「iPhone 6」の購入?
芸人の活動の場はテレビだけではなくなった
――現在はSNSやYouTubeでも積極的に発信されていますが、何か心がけていることはありますか?
かじがや:僕が発信するコンテンツすべてに共通して、「誰でもわかること」を意識するようにしています。家電量販店で働いて店頭に立っていると、お客様のほとんどが家電に対して詳しくはない方だなと思ったんです。もちろん詳しい方はいらっしゃいますが、それってほんの一部なんだなと。
だから、誰が見てもわかりやすい言葉を使い、専門用語はかみ砕いて伝える。とても詳しい人からしたら「そんなの知ってるよ」ということかもしれないけど、知らない人にとっては未知の領域です。僕の発信の対象は、詳しい人だけでなく「すべての人」ですから、できるだけわかりやすくを心掛けています。コンテンツの内容は幅広いので、もちろん詳しい人にも新しい気づきがあるものになっているはずです。
――今後、かじがやさんのようにSNSやYouTubeで発信していく芸人さんも増えていきそうですよね。
かじがや:そうですね、昔ってテレビに出ることが芸人としてのゴールだった風潮がありましたよね。僕が若手のころはSNSは友人同士のプライベートな会話くらいにしか使われませんでしたし、「SNS発有名人」なんていうのもあまり聞かれませんでした。劇場ライブで地道にお客さんを捕まえていくしかなかったんです。
でも、いまはSNSという露出のチャンスがあります。地道に劇場で頑張っている若手芸人もいるけれど、その劇場も配信がされていたりしますよね。SNSで注目されれば、テレビに出演する機会も得られるかもしれないし、むしろテレビじゃなくてYouTubeだけで活動していきたいという芸人も出てくるかもしれない。テレビはゴールの一つではなくなるかもしれませんね。
――ありがとうございます! 最後に、かじがやさんご自身が進んでいきたい道や方向性などがありましたら教えてください。
かじがや:将来的にいまの活動を続けていければと思っています。僕のやっているSNSやYouTube発信、書籍執筆って、図書館司書のようなお仕事だと思っていて。たくさんの選択肢があるなかで、「こんなにいいものがあるんですよ」「こんな使い方もできるんですよ」と紹介する仕事がとても向いていると思っています。
今後もiPhoneや家電製品を、みなさまにご紹介できる活動を続けていきます! ぜひご期待ください。