クラファン1400%の達成率! スマホもNintendo Switchも立て掛けて使えるUSB-C多機能ドック『TRANX』レビュー
利用方法は簡単だ。スタンド部を開き、USB Type-C端子にスマートフォンを接続するだけ。背面の入力用USB Type-Cに充電器を接続すれば、スタンドに置いた状態で充電も行える。なお、端子はUSB Type-Cのみなので、残念ながらiPhoneでは使えない。Androidに関しては、よほど特殊な形状をしていなければ、大抵のものは使えるはずだ。ただし、厚めのケースを装着していると端子が挿せない可能性もあるので注意してほしい。
microSDやUSBメモリなどを挿して利用できるほか、キーボードを接続すれば、まさにPC風に利用可能だ。背面のHDMIやVGAにディスプレイを接続すれば、大画面での利用もできる。ただし、ディスプレイを接続するには、スマートフォン側がUSB Type-Cからの映像出力(Alternate mode)に対応している必要がある。一部のスマートフォン、たとえばPixelシリーズなどは対応してないので、ディスプレイ出力は利用できない。
なお、iPhoneは利用できないが、USB Type-CのiPad mini 6はスタンドに挿して使用できた。映像出力にも対応しているので、大画面に映すこともできる。自宅作業ではディスプレイ接続はあまり使わないかもしれないが、会議やプレゼンなどで手元の端末を大画面に映したい場合には重宝しそうだ。ディスプレイを使わないまでも、充電しながら自分の好きな有線キーボードを接続できるメリットは大きい。
このほか、Nintendo Switchのドック機能も備えている。標準のSwitchドックよりもコンパクトなので、旅行などでも持ち運びやすいだろう。
最後になったが、通常のUSBハブとしてパソコンに接続しても利用可能だ。その場合、背面に格納されているUSB Type-C端子付きのケーブルを使用する。PD充電に対応している機種であれば、TRANXに充電器を接続すればそのまま充電も行える。
ちなみに、この状態でスタンドを起こしてスマートフォンを接続しても、スマートフォン側では利用できなかった。PCにスマートフォンが認識されることもない。スタンドと背面のUSB接続ケーブルは同時には利用できず、先に接続していた方が優先される仕様のようだ。これができれば、机上でスタンドに立てながらスマートフォンを充電しつつPCではハブとして利用できるので、今後の製品に期待したいところだ。
ともあれ、スマートフォンで周辺機器をすっきりと接続したい、PCのように利用したいという人はTRANXをチェックしてみるといいだろう。