ホログラムで動くポケモン「ミカルゲ」が超リアル 米YouTuberがDIYで制作
アメリカのYouTuber、BigRig Creates氏は、自身のチャンネルで3Dホログラムファンを用いてゴーストタイプのポケモン「ミカルゲ」を再現する動画を投稿した。
『ポケットモンスター』シリーズはゲームフリーク社開発の人気タイトルであり、ミカルゲは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で初登場したゴーストタイプのポケモンだ。霊魂の集合体という設定で、ミカルゲが封印されている「かなめいし」という石の上に顔のようなモヤが浮き上がった姿をしている。
ゴーストタイプのポケモンはこれまでもぬいぐるみやイラストなどさまざまな形でグッズが作られてきたが、ゴースト・霊魂という形のない姿を、ホログラムの姿で再現する取り組みは珍しい。
BirRig Creates氏はInstagramで「石で作られた『かなめいし』」を見て、このアイデアを思いついたそう。投稿を見て「肝心の”本体”が足りないのがもったいない」と感じ、YouTubeで以前見た3Dホログラムを用いたコスプレの動画を思い出し、「2つを組み合わせれば今回の作品が作れるんじゃないかと考えたんだ」と語っている。
本作品は「3Dホログラムファン」によって映像を映し出す。3Dホログラムファンは扇風機型のガジェットで、羽根にはLEDが埋め込まれている。羽根が回転する際にLEDが点滅することで映像を投影する仕組みになっており、これによりミカルゲの姿は透明のホログラムとして映し出される。投影するミカルゲの姿はゲームに登場する2Dモデルと、『Pokemon GO』のARモードに使われている3Dモデルをベースに調整した2種類を用意している。
制作に当たりBigRig Creates氏はミカルゲとかなめいしの3Dモデルを参考にしながら「かなめいしのパーツが3Dファンを支える形状」の3Dモデルを制作し、3Dプリンターで印刷した。印刷にかかった時間はなんと30時間。その後、同氏は手作業でヤスリをかけ、塗装をほどこし、映像を組み込んだ3Dホログラムファンをはめ込んで完成させた。
動画では実際に「ミカルゲ」が動いている姿を見られるので、ぜひチェックしてほしい。
Source:https://gamerant.com/pokemon-holographic-spiritomb/