eスポーツファンもK-POP好きも楽しめる 韓国のプロゲーマーオーディション番組『LoL THE NEXT 2021』の魅力

T1練習室に飾られたトロフィー

 もちろん、eスポーツファンにとっての目玉も用意されている。「LCK」プロチームの練習室訪問だ。普段めったに見ることのできない各プロゲーミングチームの施設が見られるほか、いまも伝説を刻み続けている世界的トッププロゲーマー・Fakerのロッカーの中身まで公開されている。出場者たちは、飾られた数々のトロフィーを眺めながら、将来に夢をふくらませていた。

参加者たちのゲーム中の様子

 番組の核とも言える選手選抜は、Round 1から3まで用意されている。Round 1では、参加者の半分が一気に脱落。8チームにわかれて試合をした後、勝利した4チームがチームメイト同士で投票し合い、選ばれた上位3名すなわち計12名が合格となる。そして合格者12名が会議で残りの8名を決めるという方式だ。出場者からは「自らの手で脱落者を決めるのは酷だ」という苦悩の声も。

 そうしてRound 2に進出した20名は、話し合いを通じて4チームを結成。さらに専門家の分析により2グループにわけられてセミファイナルを戦い、それぞれ勝ち上がった2チーム10名が、決勝戦に進出となった。

(左から)GGoGo解説委員、チョンヨンジュンキャスター、CloudTemplar解説委員

 Round 3となる決勝戦は2021年12月19日にSBSにて放送され、『LoL THE NEXT 2021』は幕を閉じた。ネット上ではLCK公式チャンネル、SBS Mobidicにて視聴が可能だ。まだ見ていないという方も、出場者たちの熱き戦いをぜひその目で直接確認していただきたい。

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