はじめしゃちょー、配ったティッシュがメルカリに出品……「ありがたい気持ちと悲しい気持ち」

 2021年内の目標を「チャンネル登録者数1000万人突破」と掲げているYouTuberのはじめしゃちょー。目標達成する施策として、ティッシュ1万個配りを行ったが、配ったティッシュがメルカリで取引されている現状を受け、複雑な思いを動画で語った。

はじめしゃちょーがティッシュ10000個配ってみた結果...

 はじめしゃちょーは朝8時からティッシュ配りを行った。通勤時間で電車へと急ぐ人ばかりで、早速はじめしゃちょーは心が折れそうになっていたが、やはり若者からの認知度は抜群にあるようで、学生たちがはじめしゃちょーの元へと集まりだした。

 お昼前に駅の広場へと場所を移すと、通勤時間帯の雰囲気は一転、落ち着いたムードになり、順調にティッシュを配布できるようになった。その上「はじめしゃちょーがティッシュを配っている」という情報がSNSで拡散されて、一時は列が出来るほどの状態となった。中には「ウチの子がファンです」というサラリーマンも現れ、会話を楽しむ場面も。こうした“生の体験”は忘れられないものになるだろう。

配ったティッシュがメルカリで転売されまくってる事について

 そして苦労の末、1万個を配り終わったはじめしゃちょー。“年内に登録者数1000万人を突破したい”という強い思いが感じ取れる動画となっていた。そんな大変な思いをして配ったティッシュがメルカリに出品されていたのだ。

 SNSでファンから「はじめしゃちょーの配ったティッシュがメルカリで売られてますよ」という連絡を受け、自らもメルカリをチェックしたというはじめしゃちょー。中には1つ2550円で取引されているものもあるようで、ポケットティッシュとしてはかなり高価なものになっている。

 はじめしゃちょーは「これは転売ではないんです。自分で買ったものを売り渡すことが転売。でも今回僕は配ったので、転売には当たらないんですよ」と主張した。その上で「これはどうしようもないんです。僕が渡したものなので、それをどう使おうと、その人の意思次第です。ですが、渡した本人からするとちょっと悲しい気持ちになります」と赤裸々な思いを明かした。

 一方で「こんな値段で買ってくれる人もいるんだ」という発見もあり、ありがたい気持ちも生まれているという。「ありがたい気持ちと悲しい気持ちが入り混じっています。売ってる人は何も悪くないし、需要があってうれしいですけど、私の気持ちはちょっと傷つきました」と複雑な心境を語った。

 とはいえ、はじめしゃちょーが配ったポケットティッシュ1つが2550円の価格で取引されているという事実は、改めて彼の持つ影響力を再認識する機会となった。そして、確かにもらったものをどう扱うかは個人の自由だが、こうした問題提議を動画で投げかけることは、視聴者が自身を客観的に見つめ直すきっかけにもなるだろう。

 そしてなにより、はじめしゃちょーは年内にチャンネル登録者数1000万人突破を達成できるのかーー。今後の動向にも注目していたい。

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