俳優同士のタブー、激しい恋の駆け引き……“危険な”疑似体験ができる恋愛番組
危険な恋を描いている作品は、『ドラ恋』だけではない。メンバーのなかに恋をしない嘘つき“オオカミ”が混ざっている『オオカミ』シリーズや、“公認浮気”をテーマにした『隣の恋は青く見える』など、ABEMAの恋愛番組には、そう来たか……と驚かされるものが多い。また、11月20日からは、年下男性と経験豊富な年上女性の恋愛を追う『私の年下王子さま 100人の王子編』もスタート。本作では無邪気に強引な年下の男子に翻弄され、年齢差から生じる切なさや恋の駆け引きを描いていく。さらには視聴者の応援によって途中参加者が決定するという仕掛けもあり、自分の“推し”の恋愛模様を画面越しに観ることも。理想の相手で恋愛番組が楽しめるという疑似恋愛の体験にはもってこいの番組だ。
そして、危険な恋といえば17日に配信スタートした新番組『シャッフルアイランド』の危険度はケタ違いである。幼少期によく遊んでいた“はないちもんめ”。2組に分かれて、メンバーの交換をしていく昔あそびが、ABEMAの手にかかるとこんなにも危険なものになるなんて……。
『シャッフルアイランド』の舞台は、南国の2つの島。その島には、“1日に1回は必ず、もうひとつの島からメンバーを指名して入れ替わらなければならない”というルールが存在する。今回集まった14人の男女は、“恋のはないちもんめ”を通して、運命の恋を見つけていくというわけだ。
お互いを知っていくフェーズならば、まだシャッフルにも耐えられるだろう。しかし、“好き”という気持ちを確信したあとで、想いを寄せる相手と離れ離れになってしまったら……。想像するだけで、背筋がゾワッとするほどの危険な恋。そんな危うさにハラハラしているうちに、いつの間にかハマっているのが、ABEMAの恋愛番組が持つ力である。『シャッフルアイランド』はまだ始まったばかりだが、ABEMAのなかでもトップレベルに危険度が高い番組に成長する気がする。
相手の気を引くために駆け引きをしたり、1人を巡ってバチバチのバトルを繰り広げたり……。ABEMAの恋愛番組が映すのは、恋の美しい場面だけではない。本気で恋をしているがゆえに、メンバー同士でぶつかることもある。そういう人間くさい部分も見せてくれるからこそ、私たち視聴者はつい感情移入してしまうのだろう。次々に面白い企画を繰り出していくABEMAの恋愛番組。危険な恋をするのは怖いけど、憧れはある……という方は、『ドラ恋』や『シャッフルアイランド』を観て、“危険な”疑似恋愛をしてみるのはどうだろうか。