1回の充電で300km走れる軽量バイク「Racer」がお披露目される

 NAWA Technologiesのゼロエミッションバイク「Racer」が、世界最大のモーターサイクルショー「EICMA 2021」にてお披露目される。「Racer」は軽量で、同スペックのバイクの2倍の航続距離を誇るという。

NAWA Technologiesより

 同社の創設者、Pascal Boulanger氏は、「軽量で速い、都市での通勤に最適なゼロエミッションバイクだ。NAWAのウルトラキャパシタとリチウムイオン電池を組み合わせた革新的な電動パワートレインは、われわれの未来を示すものとなるだろう」と述べている。

 「Racer」には、一般的なEVに搭載されているリチウムイオン電池にくわえ、高速充電が可能でより多くのエネルギーを蓄えられる同社のウルトラキャパシタが搭載された、ハイブリッドバッテリーシステムを採用している。ウルトラキャパシタによりリチウムイオンバッテリーのサイズが縮小でき、充電時間の短縮が実現するなど、2つのエネルギー源を組み合わせることで、両方のシステムが最適化されるという。これによって航続距離は2倍となり、1回の充電で約300km走れるようだ。システムの寿命も延長できる可能性があるとされている。

 「Racer」が披露される「EICMA2021」は、11月25日から28日の4日間、イタリア・ミラノで開催される予定だ。

NAWA Technologiesより
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(画像=NAWA Technologiesより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
http://www.nawatechnologies.com/en/nawaracer-on-the-road-for-summer-2021/
https://www.akka-technologies.com/press-release/nawa-racer-development-consortium-announced-dynamic-prototype-on-track-for-q3-debut/

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