北原里英と考える“公認浮気”が必要な恋愛 「嫉妬で大事な存在に気付くこともある」

 ABEMAの人気恋愛番組『隣の恋は青く見える2』(以下、『隣恋2』)が9月25日より配信されている。本作は、カップルが合意のもとで一時的に交際関係を解消し、フリーの状態で1週間“公認浮気”生活を送るとどうなるのかを検証する恋愛番組。

 シーズン2となる今回は、8組の悩めるカップルたちが共同生活を送ることに。前半は、2組に分かれて、元恋人のいないところで北海道を満喫する。そして後半は、沖縄で男女16人が合流。ここで、元恋人と再会することになる。その先に待っているのは、“復縁”か“決別”か、“新しい恋”かーー。

 そこで今回は、『隣恋2』にゲスト出演し、8組のカップルの恋路を見守る北原里英に話を聞いた。今年9月に結婚した北原の新婚生活や、恋愛観。理想の夫婦像まで、さまざまな想いを語ってくれた。

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『隣恋2』は、人間の成長物語 「こんなに感動するとは思わなかった」

――『隣恋2』は、“公認浮気”という現実ではなかなかないシチュエーションがテーマになっています。このテーマを聞いた時、率直にどう思いましたか?

北原里英(以下、北原):最初は、パンチのあるワードだなぁと思いました。きっとABEMAさんらしい攻めた番組なんだろうな、と。

――抱いていたイメージと、作品の内容はちがいましたか?

北原:そうですね。全話観させていただいてからは、イメージが変わりました。“浮気”という一言で片付けてしまうのは、もったいないほどの人間ドラマだなと思います。

――テーマだけを見ると、ドロドロした方向になると思いますもんね。

北原:はい。でも、完全に人間の成長物語でしたね(笑)。テーマを聞いた時には、こんなに感動して、胸がいっぱいになるとは思わなかったです。だいぶ、ギャップがありました。

――もしも、北原さんが番組に出演するとしたら、どのような行動をすると思いますか?

北原:この番組に出るからには、恋人と向き合うのと同じくらい、ほかの方と向き合わなければ失礼になりますよね。だから、全力で向き合うと思います。

――元恋人がよぎることはなさそう?

北原:いや……。やっぱり、ところどころはよぎると思います。こういう時、彼ならこうしてくれたのにと。たとえば、道を歩いている時に車道側に立ってくれてたな、とか。そういう細かいところを、随所で比べてしまうような気がします。

嫉妬をすることで、大事な存在に気付くこともある

――今回は、パートナーへの不満を抱える8組のカップルが登場しました。そのなかで、共感できる悩みはありましたか?

北原:一緒にいすぎて、家族や親友のようになってしまうという悩みは、長く付き合っていると出てきますよね。だからこそ、もう一度異性として見つめ直すきっかけをつくりたいと思って、こういった番組に参加する方は一番多いんじゃないかな。『隣恋』の“公認浮気”は、そういった悩みを解決する上では、すごくいいテーマだと感じました。

――“公認浮気”という設定に限らず、ほかの人と比べるという行為は、必要だと感じましたか。

北原:必要だと思いました。ほかの人を見ることで、やっぱりこの人だと再確認することもあるし、逆に嫌な部分が浮き彫りになることもある。2人きりでいたら、気付かないことがたくさんあると思うので。ほかの人が2人の関係に参入してくるのは、マンネリを打破する上ではいいきっかけになると思います。

――『隣恋2』では、元恋人がほかの異性と一緒にいるのを見て、嫉妬する……というシーンが多くありました。北原さんは、嫉妬深いタイプですか?

北原:うーん。やっぱり、長く付き合ってると、少しのことでは動じなくなるというか……。それは、人によるかもしれませんが。でも、改めて相手に嫉妬をするというのは、いいなと思いました。嫉妬することで、大事な存在に気付くこともあるでしょうから。

――たしかに。嫉妬という感情で、好きを再確認することもありますもんね。

北原:はい。あるなと思いました。私は、普段は嫉妬深くないんです。だからこそ、興味がありますね。いざ、その状況になったら嫉妬するのかな? とか。

――『隣恋2』では、ほかの異性と手を繋いでいるのを目の前で見てしまう場面もありますが……。

北原:いやあ、それはさすがに嫉妬するんじゃないかな……。実際にそのシーンを観ていたときには、「するかもなぁ」という思いが頭をよぎりましたから。

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