BMWから進化した新型モデルEV「iX」「iX3」が登場 安藤政信らのアート作品とコラボしたプロモーションも

BMWから新型モデルEVが登場

渋谷区の外郭団体や民間企業と共創する取り組みも

 今回の渋谷の街を使ったBMVのプロモーションは、新型電気自動車の発売と同時期に開催される都市型フェス「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2021(SIW)」と協賛することで実現できたものだという。

 SIWは渋谷区の外郭団体である「渋谷未来デザイン」が企画するものであり、会期中には渋谷の街を舞台にしたさまざまなイベントが行われる。

 本発表会には渋谷区長 長谷部 健氏、渋谷未来デザイン理事・事務局長兼SIW2021エグゼクティブプロデューサーの長田 新子氏が登場し、BMWグループと渋谷区との取り組みについて語った。

 渋谷未来デザインを立ち上げた理由について長谷部氏は「行政だけで解決できない課題を、渋谷の街で住む人、働く人、住む人と共創することで解決できないかと考えたのがきっかけになっている。渋谷区の持つアセットを参画いただいた企業同士でシェアし、様々なコラボや社会実装の場となればと思っている」と述べた。

 未来のモビリティについても「これからICTや自動運転技術などテクノロジーが発達すれば、モビリティ体験がさらに変化していく。現在、渋谷区にはハチ公バスが走っているが、そこに音楽やアート、ファッションの要素を加えたり、さらにはスタートアップ企業との連携によって新しい価値を生み出せれば、次世代のモビリティにつながるのでは」と考えを示した。

 長田氏はBMWと立ち上げた「未来アイデア会議」について次のように説明した。

 「BMWグループと共創し、定期的に会議を行ったり、iXを活用して実証実験を行ったりと社会課題解決に向けたアクションを起こしていく。渋谷未来デザインや民間企業とアイデアを出し合いながら、電気自動車が『ライフスタイルの中でどう共生していけるのか』『どういう形で一緒に取り組んでいけるか』などを模索していきたい」

気鋭アーティストがiXから着想したアートも渋谷の街中に展示

 後半にはTHE iX SHIBUYA WALL JACKに参加した3名のアーティストが登壇。

 俳優・映像監督の安藤 政信、写真家・映像監督のレスリー・キー、ペイントアーティストの佐々木 香菜子が、今回の作品に込める想いを語った。

 安藤は「役者ゆえ、いつも人を見たり、演じたり写真を撮ったりすることが多かったが、今回の作品は人を一切写さず、人の感情をアートに反映させることを意識した。タイトルの『Silence』が示すように、作品の写真から無言で語りかけるものを感じ取ってほしい」と話した。

 レスリーは「コロナ禍で色々な活動が制限されることが続いているので、元気な街の姿を表現したかった」とし、作品に対する想いをこう語った。

 「渋谷は東京の中でもパワーのある街。そんな渋谷の風景と個性豊かなファッションをまとう人物を組み合わせた作品になっている。また、レインボーカラーを入れることで、人も車も街も共存できるような多様性を認め合う社会を表現した」

 そして佐々木は「break on through to the new world」というタイトルの通り、「コロナ禍で制限された世の中であっても、生きていく上での思考を止めない。進化することを怖がらない。自分で思い描く人生を見出し、新しい自由へと新しい自由へ走り出す様子をiXからインスパイアされて制作した」とコメントした。

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