『虹とオオカミには騙されない』12話ーーかいとが心変わり? 好きだったのあの復活の行方は……

『虹とオオカミには騙されない』12話レビュー

 かいと(堀海登)がモモカ(momoca)を誘い出した太陽LINEにエザキ(YOSHIKI EZAKI)も加わり、3人でダーツや卓球に興じる。そこに飛び入り参加したのが、なんとさくら(アリアナさくら)だ。さくらが“しゅうぞう(大平修蔵)以外に気になる人がいる”と言っていたのはかいとだったようだ。

 卓球で同じペアになり、楽しげなかいととモモカの様子にエザキはあからさまにムッとする。

 かいとはモモカを呼び出し、これまでののあ(加藤乃愛)との経緯を話した上で、「自分の中で新しい恋愛をできるようにしようって決心して、モモカと本気で恋したいなって思ってます」とはっきり自分の気持ちを伝えた。これにはかいとも相当な覚悟が必要だったようだ。モモカも「ビックリした。けど嬉しかった」と本音を返していた。

 2人が戻ってくるなり、エザキはかいとを呼び出した。ここでモモカではなく、かいとを呼び出すのがエザキらしい。「ムカついた。“今?”って思った」と気まずくならず、でも自分を曲げることなく正直な思いを伝えられるエザキは大人だ。かいとの口からシンデレラタイムでの出来事を初めて聞いたエザキは「俺がかいとくんの立場だったらおんなじことしてると思う」と寄り添って話すのもまた素敵だ。正々堂々ライバルとして勝負することを宣誓し合っていた2人は本当に格好良く、とても良い関係だった。

 今度はさくらがかいとを呼び出し、前回のしゅうぞうがセイラ(安斉星来)を誘い出した太陽LINEでの様子と、今の自身の心境を伝える。「全体にフラットに見た時に、かいとくんが思い浮かんだ」と話したが、自分自身と似たような状況のさくらからの気持ちはかいとだからこそ痛い程わかるだろう。

 Takiに今の気持ちを聞かれたモモカは、元々かいとの前では素でいられなかったのが、今は友人関係が築けているからこそエザキ同様に「友人から恋愛に発展する可能性もある相手」になったという心境の変化をこぼしていた。

 「これ以上追いたくはないの」としゅうぞうへの気持ちを話していたさくらに、「まだ話したいって気持ちがあるんだったらしっかり話して、それでダメでもこの夏の財産だから」というこうへい(山下航平)の言葉はどう響いただろうか。

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