英国で『スーパーマリオ』がミュージカルに ルイージとロゼッタは1人2役

 9月13から17日にかけて、英国の劇団、Transfer Productionsが、『スーパーマリオ』をモチーフとしたミュージカル公演を行った。

Transfer Productionsより

 本作はピーチやルイージ、ヨッシーらが、クッパに誘拐されたマリオを救うため奮闘するストーリーで、脚本や楽曲、振り付けは、本公演のために制作されたものだ。脚本と楽曲を手がけたジム・バロウズ氏は、米メディア『nintendo life』の取材に対し、「『美女と野獣』や『アラジン』の楽曲を手がけたハワード・アッシュマンに大きなインスピレーションを受けた。また任天堂の楽曲に歌詞をつけて歌う素晴らしいYouTuberたちにも感化された。彼らは良いメンターだ」と語った。またルイージ役とロゼッタ役を1人の女優が兼任しているのも印象的だが、「この配役は思い切った選択だったが、結果的に素晴らしい采配だった」と述べている。

Transfer Productionsより
Transfer Productionsより
Transfer Productionsより
Transfer Productionsより

 本作は評論家からの評判も良く、作品を鑑賞したジョン・グローブス氏は、「『マリオ』の世界観をうまく表現したパロディー作品であり、マリオについて完璧な知識をもって作られているようだ」とし、「機知に富んだ脚本がとてもおもしろい」、「役者のダンスは印象的で歌声も力強く、彼らは持てる限りの力を発揮している」と高く評価した。観客からも、脚本を担当したバロウズ氏は大いに注目を集めているという。

 今年で35周年を迎えた『マリオ』シリーズは、来年には米国でアニメ映画の放映も予定されている。マリオ人気は海外でも大いに健在のようだ。

(画像=Transfer Productionsより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://www.instagram.com/mario_supermusical/
https://www.nintendolife.com/features/how-the-super-mario-musical-got-made-and-avoided-nintendos-cease-and-desist
https://www.londontheatre1.com/reviews/mario-a-super-musical-at-the-union-theatre-review/

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