ベートーベンの未完交響曲「交響曲第10番」をAIが完成させ、演奏まで実現する
ベートーベンに纏わるAIに関しては、日本国内では東京藝術大学の研究者らを筆頭とした研究プロジェクトが発動している。例えば同大学音楽環境創造科の後藤英准教授の研究プロジェクトの場合、「ベートーベンが蘇り、現代の女性と恋をしたら、『エリーゼのために』はどのようになるか?」という視点に立脚し、AIが現代の女性の顔を分析しながら、それぞれに合った「エリーゼのために」を自動演奏ピアノで表現するというものであり、海外の上記の事例とはアプローチが異なる。
AIにより従来の音楽理論を超えたアプローチを見出され、それによって新たな視点が生まれる。コロンボ博士の見解を併せて考慮すると、AIは人間の音楽家にとっての良きパートナーであり、新たな文化の創造の担い手なのだ。
(画像=Unsplashより)
〈Source〉
https://www.france24.com/en/live-news/20210903-unfinished-beethoven-symphony-reimagined-in-a-click
https://www.swissinfo.ch/eng/swiss-orchestra-and-computer-to-extend-beethoven-repertoire-/46900480
https://actu.epfl.ch/news/decoding-beethoven-s-music-style-using-data-scienc/