登録者50万人の米YouTuber、編集ミスで流出したやりとりに批判が集まりアカウント削除
米YouTuberが、泣いている息子にポーズをとるよう強要する動画が流出し、批判を集めている。
登録者50万人を超えるYouTuberのジョーダン・シャイアン氏は、フィットネスやシングルマザーのライフスタイルを発信するインフルエンサーだ。ただ現在は、YouTube、Instagramともにアカウントが削除されている。
問題となったのは、シャイアン氏の家で飼われていた子犬が、感染病を患ったことを告白する動画だ。命に関わる可能性もあるといい、「子犬を再び家に連れて帰れるよう、みんなも祈っていてほしい」と視聴者に呼びかけた。ここから先が、編集ミスによって流出したと思われるやりとりだ。
子犬の状況にショックを受け泣いている息子に対し、シャイアン氏はサムネイル用の写真を撮るため、「もっと近くに来て」「もっと悲しそうにして。こういう風に、(涙をふいているような)ポーズをとって」「私の方を見て」「カメラの方を見て」と次々に指示した。自身も涙をぬぐって悲しむ素振りを見せたが、カメラを止めると「はい、もう大丈夫」と、ころっと態度を変えた。
この動画はすでに削除されているものの、一部のSNSユーザーが再投稿したものが拡散されると、息子を“悪用”していると批判の声が噴出。シャイアンはすぐに「私は自分自身にとても失望している」というタイトルの動画をあげて謝罪し、嫌がらせや殺害予告が届くなどの問題に直面していると述べた。
そして息子の健康と幸せのため、YouTubeチャンネルとInstagramアカウントを削除した。シャイアンは米メディア『Insider』の取材に対し「自分のしたことに失望している。言い訳の余地はまったくない。私は何よりも息子を愛しているし、この過ちを永遠に後悔するだろう」とコメントしている。
今後はSNSに多くの時間を費やすのではなく、完全にオフラインにして、家族を優先するという。今回の騒動はシャイアン氏にとって、SNSにのめり込みすぎる自身を見つめ直す良い機会だったのかもしれない。
(画像=Distractifyより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.distractify.com/p/what-did-jordan-cheyenne-do
https://www.insider.com/jordan-cheyenne-youtube-instagram-deleted-controversy-backlash-son-crying-2021-9