テスラ「モデルS」は水中を走ることができるのか? 大がかりな実験動画が話題に

テスラ車は水中を走ることができるのか?

 “チェットおじさん”の愛称で親しまれるYouTuberのチェット氏が、テスラ「モデルS」で水中を走行する大がかりな実験を行った。

 理論上、EVは走行に空気を必要としないため、一般的なガソリン車よりは水中での運転に向いていると言える。そこで同氏は、7フィート(約2m10cm)の水の中を「モデルS」で走行することを思いついたようだ。

 まずはチームで計画を共有し、浮力などの計算を行った。そして浸水による電気システムの故障を防ぐため各所をテープでふさいだり、車が浮いてしまわないよう、4000ポンド(約1814kg)の重りをトランクに詰め込むなどの準備を進めていく。

Chillin’ with Chet YouTubeより
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 チェット氏はテスラ社CEO、イーロン・マスク氏の連絡先を入手したようで、実験結果をマスク氏に共有すると意気込んだ。

Chillin’ with Chet YouTubeより
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 更地に穴を堀ってシートを敷き、水を流し込むと、水深2mのプールが完成した。そばには、万が一に備えて監視員も配置されている。万全を期した実験のスタートだ。

Chillin’ with Chet YouTubeより
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Chillin’ with Chet YouTubeより
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 勢いよく水の中へ進入した「モデルS」だが、4000ポンドの重りも虚しく、車は水に浮かんでしまった。水中カメラを見ても、タイヤが地面から離れていることがわかる。

Chillin’ with Chet YouTubeより
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Chillin’ with Chet YouTubeより
Chillin’ with Chet YouTubeより
Chillin’ with Chet YouTubeより
Chillin’ with Chet YouTubeより
Chillin’ with Chet YouTubeより
Chillin’ with Chet YouTubeより
Chillin’ with Chet YouTubeより
Chillin’ with Chet YouTubeより

 コントロールを失った車は、ロープでゴールへと引き揚げられることに。一瞬エラーとなるも、少しすると正常な動作を取り戻した。バッテリーを取り出して水を排出する必要があるものの、システムに異常はないようだ。 

 苦労のわりにあっけない結果に終わり、チェット氏は「これは最もばかげたアイデアだ」といった自身への批判コメントを引用するなど、やや落ち込んだ様子を見せた。しかし最後には、「重りを足して、計算し直してみる」と再挑戦を誓っている。

 次回こそ水中を走り切るEVの姿が見られるよう祈ろう。

(画像=Chillin’ with Chet YouTubeより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://www.youtube.com/watch?v=hFe-w-wxv5A
https://www.carscoops.com/2021/09/watch-what-happens-when-you-try-to-drive-a-tesla-model-s-plaid-under-7-feet-of-water/
https://cleantechnica.com/2021/09/12/is-a-tesla-model-s-plaid-fully-submersible-video/

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