20周年を迎えたゲームキューブ、その傑作『カービィのエアライド』をいまこそ語ろう
桜井政博作品の金字塔
ビデオゲーム黎明期前からあった「車への憧れ」から生じたゲームが、桜井政博の「やさしいアンチテーゼ」によってボタンの一つとスティックまで分解されながらも、個性豊かなマシンとアクションの要となるコピー能力、極めつけにバトロワを先取りしたようなシティトライアルにより、唯一無二の名作として評価される『カービィのエアライド』。
あまりに奥が深く、未だに研究される一方で実力差が開きすぎるなど「高さは低いがすそ野が広い丘」という本人談とは良くも悪くも認識がややズレているところは、生粋のゲーマーである桜井氏らしいなという側面もあるのだが、だからこそ『大乱闘スマッシュブラザーズDX』と並び、ゲームキューブ時代を代表する傑作として20年たった今も多くのファンにより愛されている。
だからこそゲームキューブ20周年を記念して、こう言う必要があるだろう。「エアライドのリメイクか続編、お願いします」。
(C)2003 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo