UUUMが、誹謗中傷対策チームの活動を報告 犯人検挙は1年間で4件に
UUUM株式会社が、インターネット上の誹謗中傷および攻撃的投稿からUUUM専属クリエイターを守るための「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」の、2020年8月1日から2021年7月31日までの活動状況についての報告を公開した。
2020年6月30日に設置された「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」。クリエイターからの相談や一般からの通報として、寄せられた694件という多数の事例をもとに、投稿類型や、損害・リスクレベルに即した対応フローを整備し、初動対応のさらなる迅速化と実効性の向上に努めている。
直近1年間の具体的対処数として、2020年8月1日~2021年7月31日の1年間で100件(月平均 約8.3件)にのぼり、チーム設置前の1年間で31件(月平均 約2.6件)に比べ大幅な向上が見られる。そして、本チームによる警告または通報によって削除された投稿の割合は、62.7%を記録しているという。
また、近年増加傾向にあるUUUM専属クリエイターへの殺害予告やストーカー行為や、名誉毀損等の悪質な権利侵害に関して、警察による犯人検挙や、損害賠償請求に向けた投稿者特定に結びついたケースも発生しているという。
実際に殺害予告やストーカー行為で犯人検挙につながったケースは4件。悪質な権利侵害で投稿者特定したケースは1件存在し、さらに投稿者特定に向け対応中のケースは2件にのぼるという。
本チームは、誹謗中傷等投稿の中で悪質なものに対して、法的措置(発信者情報開示請求等)を含む、断固とした対応を引き続き推進する方針。また、Twitter・Instagram投稿やYouTubeのコメント欄についても、初動対応(警告)を積極的に行い、誹謗中傷の早期抑止・未然抑止に向けたアクションを実行していくとのこと。