Googleワイヤレスイヤホンの他社にはない強みとは 新モデルを発表した「Pixel Buds」の軌跡を振り返る

大きく価格を抑えたPixel Buds A-Series

 新たに登場したPixel Buds A-Seriesは、やはりその価格が注目された。1万1900円という価格は、第2世代Pixel Budsの2万800円の約半額だ。また米AppleがBeatsブランドから販売する「Beats Studio Buds(1万7800円)」や、Amazonの「Echo Buds(120ドル:約1万3000円)」からも、さらに一段下がった価格となっている。

 Pixel Buds A-Seriesは基本的に、第2世代Pixel Budsのハードウェアと機能を踏襲している。12mmのダイナミックドライバやビームフォーミングマイク、Googel アシスタントによる連携、アダプティブサウンドなども引き続き利用できる。一方でスワイプ操作やウィンドノイズ低減、アテンションアラートは利用できず、充電ケースがワイヤレス充電に対応していないなど、若干のコストダウンの試みも確認できる。

 Pixel Budsは一貫してしてGoogleサービスとの強力な連携機能を提供してきたが、現時点ではアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載していないなど、オーディオ用イヤホンとしては若干の不満点もある。しかし1万円強でGoogleのワイヤレスイヤホンが購入できるとあれば、思わず手が出てしまう人も多そうだ。

(画像=Googleより)

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