ダイソーのタッチペンは本当に使える? Apple Pencil、サードパーティー製と描き心地を比較してみた

ダイソーのタッチペンは本当に使える?

 iPad専用のスタイラスペン「Apple Pencil」は、性能の高さや描き心地の快適さに定評がある。ただし価格は、「iPad」や「iPad mini」向けの第1世代が1万1880円、「Pro」および「Air」向けの第2世代が1万5950円とかなり高価。欲しいと思いつつ、手を出せずにいる人も多いのではないだろうか?

 そのようなときに選択肢となるのが、Amazonや100円ショップで売られている安価なスライラスペンやタッチペンだろう。ペンのタイプごとの違いや特徴を解説し、実際に描き比べた結果からベストな選択について考えた。

タブレット用のペンにはどんな種類がある?

 iPadをはじめとしたタブレット端末や、タッチ操作に対応した2in1 PCで使えるペンを大別すると、以下の3種類になる。まずはそれぞれの特徴を解説しよう。

■メーカー純正のペン

 タブレット端末や2in1 PCのメーカーが、自社製品専用に作っているペン。iPad専用となるApple Pencilもこのタイプに該当する。Apple以外のメーカーでも、マイクロソフトの2 in 1 PC「Surface」シリーズ用の「Surface ペン」や、ファーウェイのタブレット用の「M-Pen」など、各社が自社端末向けの製品を発売している。

 筆圧感知に対応していたり、ペン側からの操作でツールの切り替えなどを行えたりと、高性能な一方で高価なことが難点だ。

■サードパーティー製の充電式のペン

 端末の発売元以外のメーカー(サードパーティー)が販売する充電式のスタイラスペン。比較的高精度ながら価格が高めの製品から、ネット通販で安価に売られているものまでさまざまな製品が存在する。

 高価格帯の製品では、iPad向けでは、ロジクールの「CRAYON」(9680円)が有名だろう。ペンタブレットのメーカーとしておなじみのワコムからも、かつては筆圧検知に対応したiPad用のペンが発売されていたが、現在は販売を終了している。また、低価格なものではAmazonなどで海外製の2000〜3000円程度の製品が多数出回っている。

■電池不要のタッチペン

 100円ショップで売られているペンはこのタイプ。本体の充電は不要で、ペン先は繊維素材やシリコンゴム製の半球状のタイプと、透明な円盤がついたタイプに大別できる。100均製品以外でも低価格なものが多く、ペンの反対側がボールペンになっていたり、キーホルダーのように持ち歩けたりとデザインのバリエーションも豊富だ。

「書き心地」には明確に違いがある

 筆者はかつて、Apple Pencil非対応の旧世代「iPad mini」を手帳代わりに使うべく、さまざまなスタイラスペンを試したことがある。その頃に購入した製品を含め、各タイプのペンが手元に揃っているため、改めて書き比べを行ってみた。

 今回比較したのは、次の5種類。

(1)Apple Pencil(第1世代)
(2)サードパーティー製の高価格帯のペン ワコム「Bamboo Sketch」(販売終了品)
(3)サードパーティー製の安価なペン(Amazonで3000円程度)
(4)ダイソーの先端がシリコンゴム製のタッチペン
(5)ダイソーの先端が透明円盤のタッチペン

 ペン先の構造や太さにもかなり違いがあることがわかる。

 お絵かきアプリ「Medibang」で文字と線を描いてみた。今回試した製品のうち、筆圧検知に対応しているのは(1)と(2)。他は筆圧検知ができないため、力の入れ具合で線の太さを変えることはできない。

 もっともスムーズに描けるのはやはりApple Pencilだ。反応速度が非常に速く、紙に描いたときにかなり近い感覚で描画が可能。細かい文字や絵もストレスなく描ける。

 Amazonのペンは製品による差が大きそうだが、今回比較に使った製品は反応速度が遅く、かなり描きづらさを感じた。当たり外れがあり、店頭での試し書きなども難しいことを考えると、失敗したくなかったら避けるほうが無難かもしれない。

 100円のペン先が太いため、どうしても文字が大きくなってしまう。とくにペン先がシリコンゴム製のタイプは描画している部分が見えづらく、細かい文字や絵は描きづらい。一方で、透明円盤のタイプはペン先が触れている位置を確認しやすいため、多少は描きやすさが向上する。

 サードパーティー製の高価格帯のペンについては、手元にあるのが販売終了品のみなので何ともいえないが、純正品との価格差があまり大きくないことを考えると、思い切ってApple Pencilを買ってしまったほうがよいかもしれない。



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