初代BMWアートカー、1975年「3.0CSL」のオリジナルが展示会でお披露目される

BMWのアートカーの礎を築いたとされる米国のアーティスト、アレクサンダー・カルダー(1898 - 1976年)。彼が手がけた、同社初のアートカーでその象徴でもある、1975年のBMW「3.0CSL」が、展示会「AlexanderCalder:Minimal / Maximal」でお披露目されることとなった。
『BMW BLOG』にて公開された同車は、複製やレプリカではなく、オリジナルの「3.0 CSL」を再構築したもので、1975年当時にデビューしたものと同じVINコード(車両識別番号)だそうだ。同年のル・マン24時間耐久レースにも参戦しており、そのデザインの美しさから大きな注目を集めたという。
カルダーの孫、アレクサンダー・SC・ロウアー氏は、「祖父は、自分自身のために(アートカーを)作りたいと語っていたが、その数週間後に亡くなってしまった。それ以来、私は車に命を吹き込み、栄光を体験したいという彼の願いを実現することを夢見ていた。その日がついに到来したことに興奮している」と語った。
同車は今月22日から始まるベルリンで初公開され、その後ニューヨークの展示会に参加したのち、世界中のさまざまな展示会を周回する予定とのことだ。
(画像=BMW BLOGより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.bmwblog.com/2021/08/13/alexander-calders-bmw-3-0-csl-art-car-artists-proof-will-debut-in-berlin/
https://hypebeast.com/2021/8/bmw-3-0-csl-batmobile-art-car-alexander-calder-artists-proof