水溜りボンド カンタ、24時間マラソンにみる“泥臭さ”に溢れたリスタート 垣間みえたYouTuberの絆も

 7月17日付けの動画内で『これからの水溜りボンドの活動に関して』という意思表明をした水溜りボンド・カンタ。その中で発言した「水溜りボンドはこのような形で終わりたくありません」「僕とこの状況でも付いてきてくれる後輩たちで、水溜りボンドを守って支えていければと思っております」「僕自身が大好きなYouTubeであり、動画であり、水溜りボンドを、もう一度信頼してもらえるように、これから頑張っていければと思っております」という言葉通り、後輩たちとともに、再び活動を再開させた。

「僕と後輩たちで、水溜りボンドを守っていきます」

 有言実行するように、7月29日には、東京オリンピック開会式で披露されたピクトグラムパフォーマンスを模し“YouTuberピクトグラム”を投稿。見事、急上昇にランクインした。7月30日には、個人チャンネルである『カンタの大冒険【人間】』を更新。7月31日には、『水溜りボンド カンタのオールナイトニッポン0』として生放送をこなし、こちらもTwitterのトレンド1位を獲得した。

【全20種目】YouTuberピクトグラム

 しかし、これらはあくまでも、“水溜りボンド”という活動がカンタ1人で成り立つといった結果ではなく、視聴者をはじめ、カンタを支えるYouTuberたちの存在が同時にあることを書いておきたい。

 活動再開の表明後、7月21日。まず動画の第1本目として、24時間生配信が行われた。この配信内でカンタは、過去に挑戦した中で一番キツかったという、伝説の“24時間100kmマラソン”に再び挑戦している。文字通り、24時間以内に1人で100kmを完走できるかに挑んだ企画だが、4年前の2017年にも都内を走る形で完走しており、「もう一生やんないわ」という明言通り、あまりにもキツイ挑戦だったため、4年間封印されてきた。

【過酷】カンタ100kmを24時間以内に走れるのか? 後編

 そんな中カンタは、動画を投稿できなかった期間に、これまでの動画を見返したと言い、あらためて「(400万人という予想を超える登録者の数が)プレッシャーになってきてたところもあった。(プライドが強くなり)ダサいところや失敗する所を見せ辛くなってた。(見せてしまうと)嫌われちゃうかと思った」という正直な気持ちを告白。それを踏まえて、「(それはもう)やめます!」と高らかに宣言した。その上で、あえて生放送を選び、彼にとって一番キツく、それでいて“泥臭い”とする、“24時間100kmマラソン”への挑戦を選んだ。

 結果としてカンタは、トイレと短い食事以外の休憩や睡眠もほぼなく、体を酷使しながら、23時間半で100キロの完走を成し遂げた。

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