Windows11は“Macっぽい”わけではない 「これが欲しかった」を叶える新機能とは
マイクロソフトが6月末に発表した、次世代OSこと「Windows 11」。その大幅に変更されたインターフェイスはMacやモバイルOSとの類似点を指摘する声もあるが、むしろそれだけでなはい先進的なアイデアも数多く盛り込まれている。
ウィンドウの取り扱いが進化
作業中にウインドウを右半分や左半分、あるいは四隅に集めることで、デスクトップを有効活用したいと感じたことはないだろうか。これまで、そのような操作はWindowsでもMacでも、サードパーティーのツールに頼る必要があった。
しかしWindows 11では「スナップ レイアウト」機能により、上記の機能が公式に提供されている。この機能ではデスクトップを左右や四隅、あるいは3分割など柔軟に分割し、ウィンドウを配置することができる。
さらに、デスクトップを仕事用、ゲーム用、学校用とわけてカスタマイズし、記憶することもできる。サブモニタ上のウィンドウ配置も記憶できるため、自ら再配置する必要なく、すぐに好みのデスクトップ環境に設定してくれるのは便利だ。
モバイル風のキュレーション機能
スマートフォンが自分に合わせて自動で収集してくれるニュースや天気予報などを日々受け取り利用している人は多いことだろう。Windows 11では、そのようなモバイルデバイス的な使い方も可能だ。
Windows 11のウィジェットには、AI(人工知能)がキュレーションしたニュースや情報が表示されるものが追加された。これらの情報はグローバルなブランドやローカルなクリエーターから、パーソナライズされ集められたものだ。
このウィジェットは、デスクトップ上に半透明なウィンドウとしてスライド表示される。このようにスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けとして広まったキュレーション機能やウィジェットが、より以前から存在していたPCに逆移植されるのは実に興味深い。