『ポケモンGO』で米軍が団結? アフガニスタン空軍基地の兵士に癒しを与える

 日本のみならず、世界でも爆発的な人気を誇るスマートフォンゲーム『ポケモンGO』。現実世界の行く先々で出会うポケモンをゲットするだけではなく、トレーナー同士の交流もできる体験型ゲームとして人気を博している。

 そんな『ポケモンGO』が、アフガニスタンのバグラム空軍基地の米軍隊員達に、癒しや交流の機会を与えていたという。

 海外メディアStars and Stripesに掲載された米軍特殊技能兵Corey Olsen氏のインタビューでは、「これほどまでにバグラムでポケモンGOが流行るとは思わなかった。」と語り、『ポケモンGO』は隊員の戦場でのストレスの解消や不安の緩和、何より隊員同士のコミュニケーションづくりの場になっていたと説明した。民間人とドライブをしながら、ジム巡りをする隊員もいたようだ。

Stars And Stripesより

 兵士たちの間で人気を獲得した理由のひとつに、他の地域ではあまり手に入らないポケモンを捕まえることができたという点が挙げられる。

 そんなバグラム空軍基地だが、米軍が基地を撤去した今、ポケストップやジム、ポケモンが取り残されている。競争相手がいなくなったため、低いレベルのポケモン達が「戦士の礼拝堂」や「戦死した軍人の慰霊碑」を守っているという。

Stars And Stripesより

 隊員の一人であるジョン・サッター氏は、苦しい状況下で癒しを与えてくれた『ポケモンGO』に感謝していると語り、アフガニスタンで再び『ポケモンGO』ができるようになるまでに、状況が良くなることを祈っていると述べた。

(画像=NianticStars and Stripesより)

(Source)
https://gamerant.com/pokemon-go-military/
https://www.stripes.com/theaters/middle_east/2021-07-02/pokemon-go-bagram-troop-withdrawal-2027917.html

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