女子高生のカリスマ・莉子が明かす“憧れの存在になること”の裏側 「等身大だからこそ共感してもらえる」

莉子が明かす“憧れの存在になること”の裏側

 「SNS総フォロワー数250万人超え」「女子高生が選ぶ好きなインフルエンサーランキング2年連続1位」とティーンに絶大な人気を誇る莉子。Popteen専属モデル、タレント、ABEMAオリジナルドラマ『ブラックシンデレラ』の主演など目まぐるしい活躍ぶりの彼女にとって初のドキュメンタリーが『MILLENNIAL / ミレニアル』(ABEMA)にて放送される。

 華やかな世界で活躍する裏側での苦悩や努力など、等身大の莉子の姿を追う当番組。「女子高生の憧れの的」という役を背負う彼女は今何を感じ、今後何を目指していきたいのか。話を聞いた。( 佳香(かこ))

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――初の密着番組、ドキュメンタリー番組のご出演でしたがいかがでしたか?

莉子:最初は自分の密着を映像にしていただくという部分に不安がありました。今まではカメラを意識して、“自分だけど自分じゃない誰か”を演じているような部分もあったんですが、今回は本当に良くも悪くも、ありのままの姿を見せすぎちゃうんじゃないかな、という心配の方が大きかったです。でも普段自分の仕事をしている姿を俯瞰して見ることはないので、良い勉強になりました。

――『ブラックシンデレラ』の稽古中、監督が他の俳優さんに話されたことも全てノートにメモされていたのが印象的でした。他にも役作りのために意識されていることはありますか?

莉子:本読みの段階では掴み切れない部分もあったので、本番で相手役の方とキャッチボールをして空気感や役の気持ちを掴むようにしていました。その上でしっかり相手の方のお芝居を受けて、自分が自然に反応するような感覚で演技しましたね。

――それ以外に、お芝居の勉強のためにご自身でインプットされていることなどあれば教えて下さい。

莉子:今まで映画を“演技のために”という視点で観ることがなかったので、演技に注目して観るようにしたり、週に1回お芝居のワークショップに通っているので、他の俳優さんの演技を見て、色んな視点や演じ方を吸収するようにしています。

――例の『恋ステ』(『恋する❤︎週末ホームステイ 2021春 Tokyo』)のえりや(栄莉弥)くんも行っているワークショップですね。

莉子:そうです、そうです(笑)。

――最初は女優に乗り気じゃなかったと話されていましたが、『ブラックシンデレラ』での主演の経験を通して、莉子さんは女優のやり甲斐は何だと思いましたか?

莉子:その現場をやり遂げるということにまず達成感を感じました。放送期間中ずっと毎話ごとに反響や感想をいただけて、その感想に自分が励まされてさらに次のステップに進めていると思います。

 モデルのお仕事では発売された雑誌を通して、「可愛い」「この莉子ちゃんが好き」というファンの方からの反応をいただけて、それも嬉しかったのですが、今回の『ブラックシンデレラ』のようにメッセージ性の強い作品に出演すると「私も勇気づけられました」と仰っていただくことが多くて、本当に演じて良かったなと思います。

――『ブラックシンデレラ』出演を通して「ようやくスタートラインに立てた」とお話されていましたが、この作品を演じる前と演じた後の変化や、自分で成長したなと思う部分があれば教えて下さい。

莉子:まずはこれだけの大きな規模感の作品で初めての主演だったので、一番最初は本当に不安が大きかったんですが 終わってからは現場の楽しさはもちろんお芝居の楽しさを改めて実感できました。さらに次の現場をもっと経験してみたいという風に思えたのは成長できたところかなと思います。

――ちなみに今後演じてみたい役柄はありますか?

莉子: 『ブラックシンデレラ』で言うと百合ちゃんのような、時に悪役に回りながらも気になる存在か、あとは超意地悪な“嫌なヤツ”にチャレンジしてみたいです。まだ一度も演じたことがなくて。

――“ドラマ作品の主演”となると、その作品に関わる人の数もどんどん多くなり、責任も大きくなると思いますが、そのプレッシャーをどう乗り越えられましたか?

莉子:現場の監督やカメラマンさんが演技初心者の私に基礎の基礎から丁寧に教えて下さり、私のことを否定せずに褒めながらアドバイスして下さったのがありがたかったです。スタッフさん、共演者さんのお人柄に本当に救われました。

――様々なことに挑戦されている莉子さんにとって“頑張れる原動力”は何ですか?

莉子:人と関わることが大好きなので、友だちの存在は大きいです。『ブラックシンデレラ』の撮影期間が高校の最後のテストとかぶってしまい、さすがにキャパオーバーで友だちに泣きながら電話したこともありました。でもそれで気持ちにけじめがつけられてバランスが取れたと思います。撮休があればご飯に行ったりと気分転換もできたおかげで、無事に撮影を乗り越えられました。学校のノートを見せてくれたり、こまめに連絡をくれたりと、いろいろと支えてくれたおかげで頑張れたので、本当に一生モノの友だちに出会えたと思っています。大切な存在です。

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