アンジャ児嶋にバイきんぐ西村、コロチキ西野も YouTubeで飛躍する"じゃない方芸人”

 さらに、YouTubeの中で根強い人気を誇る「料理」のカテゴリーでいえば、ロバートのボケ担当で秋山じゃない方の馬場裕之と、自動車事故以降、インパルスの板倉じゃない方という見方もできる堤下敦は、ともに手料理を主体としたYouTubeチャンネルとして「馬場ごはん」「堤下食堂」を運営しており、チャンネル登録者数はいずれも30万人を超えている。最近では、馬場が4月30日に公開した「食材2つだけ♪やみつきキャベツ焼き〈ヘルシー&ポン酢であっさり〉」と題した動画が200万再生を超える大ヒットを飛ばし、話題を呼んだ。

食材2つだけ♪やみつきキャベツ焼き〈ヘルシー&ポン酢であっさり〉

 このように、一定の成果を上げているじゃない方芸人のYouTubeチャンネルは、児嶋を除けば、これまで、相方の優秀さに埋もれて可視化されにくかった趣味・強みを主体としたチャンネルが人気を集めていることがわかる。

 実社会でも、組織の中で目立たない人の特技はわかりにくいもので、仲良くなってから初めて、「え、そんなことできたの!?」と驚くことが多かったりする。YouTubeは、そういったじゃない方芸人たちの今までフィーチャーされてこなかった「知られざる一面」を世間に知らしめる格好の場となる。その中で、テレビでスポットライトを浴びる相方を凌ぐ人気を、YouTube発信で獲得していくじゃない方芸人も現れるかもしれない。

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