TikTokとBillboard JAPANが“次の時代”を作る『NEXT FIRE』とは? Who-ya Extended&Billboard JAPAN編集長・高嶋直子に聞く

TikTokとBillboard JAPANが“次の時代”を作る『NEXT FIRE』とは? Who-ya Extended&Billboard JAPAN編集長・高嶋直子に聞く

 Billboard JAPANと、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」による、いま話題のアーティストをフォーカスする番組『NEXT FIRE』。Billboard JAPANが新たに公開を開始した「JAPAN Heatseekers Songs」のチャートをもとに、TikTok LIVEを用いたアーティストライブの生配信、今話題のアーティストの生声が聞ける収録インタビューを配信するハイブリッドな番組として人気を博している。

 リアルサウンドテックでは、4月の配信に登場したWho-ya ExtendedとBillboard JAPAN編集長の高嶋直子氏を取材。Who-yaはBillboardチャートとTikTokをどう捉えているか、現在担当しているアニメ『呪術廻戦』のオープニングテーマ制作秘話、高嶋氏がTikTokと手を組んだ理由や『NEXT FIRE』の開催意義などについて語ってもらった。(編集部)

ビルボードチャートとTikTokをチェックするWho-ya Extendedから見た『NEXT FIRE』

Who-ya Extended
Who-ya Extended

――『NEXT FIRE』は、BillboardとTikTokが組んだ新しい試みです。Who-yaさんご自身はBillboardなどのヒットチャートはチェックされますか?

Who-ya Extended(以下、Who-ya):めちゃくちゃ見ています。特にBillboardは世界のトップ100を毎週更新しているので、高校生のころからずっと確認しています。僕自身、洋楽をたくさん聴く人間なのですが、トップ100まで見ると自分の知らないアーティストもたくさんランキングしているので、新しい出会いも多いですね。

――TikTokは普段ご覧になりますか?

Who-ya:昨年のステイホーム期間に、すごくハマっていました。TikTokはスクロールしていくと無限に動画が出てくるので、ずっと見てしまいますね。海外の赤ちゃんの動画と、あとは、料理が趣味なので、料理動画も見ていました。

 音楽系の動画も見ています。TikTokは誰でも家で好きな曲を家で弾いて気軽にそれを投稿できるじゃないですか。だから、「良い曲だな」と思ってプロフィールに飛んだら、まだデビューもしていないしフォロワーもそんなにいない方だった、ということがあって。TikTok発と言われている方も出てきていますが、アーティストの発信の場としてリスナーの側も見つけやすく、影響力が大きいなと感じました。

――TikTok LIVEをご覧になったことはありますか?

Who-ya:ライブ機能があるということを今回のお話をいただいて初めて知りました。アプリ自体が、短くて面白いコンテンツが出てくるものというイメージだったので驚いたんです。

――そんな二つのメディアが組んだ『NEXT FIRE』という企画についてはどのように思われますか?

Who-ya:TikTokは近年で一気に盛り上がったアプリで、一方のBillboardは歴史のあるコンテンツなので、そこがコラボするのは意外でもあるし、面白い試みだなと率直に感じました。普段利用している層も年齢も違いそうなので、そこがコラボするとどういったものになるのか、最初はイメージがつかなかったです。

 社会現象化しているTikTokと、長く続いてきたBillboardがうまく組み合わさって、まったくの新人が出てくるようなコンテンツになるとさらに面白いんじゃないかなと感じました。

――今回、ご自身がNEXT FIREに選ばれた時のお気持ちはいかがでしたか?

Who-ya:正直びっくりしました。僕より前に選ばれている方々はTikTokをきっかけに若者の間で有名になった方というイメージなので、僕のことはどこで見つけてくれたんだろうと思います。

――配信ライブは初めてだったかと思いますが、いかがでしたか?

Who-ya:見てくれているファンの方と同じ時間や温度を、同じタイミングで共有できるのがライブの醍醐味だと思うのですが、配信も、空間こそ違いますが、リアルタイムで見てくれている人と時間を共有できるので、収録と全く違うなと思いました。コメントが流れるのもすごく早くて、こんなにたくさんの人が自分の歌を聴いてくれているんだと印象に残っています。

――逆に、こんなに見られている、という緊張感はありませんでしたか?

Who-ya:緊張感はあったんですけど、実際に緊張はしなかったです。初めての生配信ライブだったので、カメラの先の人からどう見えてるんだろう、何をしたらいいんだろうというのが当日まで想像つかなかったのですが、リハをやった時に「これだ!」と思える瞬間があり、そのいい緊張感で本番に臨めました。

Who-ya Extended「VIVID VICE」
Who-ya Extended「VIVID VICE」

――ライブでも披露された「VIVID VICE」はBillboardのチャートをにぎわせました。『呪術廻戦』という人気作の主題歌を担当されることになっていかがでしたか?

Who-ya:主題歌に決定したタイミングで、『呪術廻戦』はすでに社会現象になりかけていて。第1クールOP曲の「廻廻奇譚」も聴かない日はないというくらいになっていたんです。なのでハードルも感じていたのですが、もともと漫画を読んでいたので、自分の好きな作品を自分の音楽で盛り上げたい、携われる嬉しさの方が大きく、それもモチベーションの一つになったと思っています。

 アニメの主題歌は、どうしても主人公視点で描かれることが多いと感じていたんですが、「VIVID VICE」は色んな視点を入れることで、聴いた人がそれぞれ「これは誰々の歌だよね」と感じてくれる曲になっているんじゃないかなと思います。

――そんな大きな仕事から始まった2021年ですが、この一年の目標は?

Who-ya:一番は音楽を聴いてくれた人への恩返しですね。新しい作品をリリースしていくことももちろんですが、ライブを通じてダイレクトに感情を伝えることって大事だと思っているので、ライブについてもっとフォーカスしていきたいです。

――将来的に目指すものなどはありますか?

Who-ya:僕は歌を歌う人間として、ジャンルにとらわれない存在でいたいとずっと思っています。「VIVID VICE」という曲はロックサウンドですが、アルバムには自分がその時々で見ている景色をもっと楽曲として記録していきたいです。Who-ya Extendedは、幅広い才能が集まったクリエイターズユニットなので、今やっている活動に止まらず、さらに色んな挑戦をしていきたいなと思います。

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