オリラジ中田敦彦 VS シバターの“プロレス”はどこが面白い? 煽り合いに隠されたリスペクトを解説

 オリエンタルラジオの中田敦彦と物申す系YouTuberのシバターが、YouTube上でプロレスを繰り広げている。

 きっかけは、中田の“顔出し引退撤回宣言”だった。中田は3月12日、自身のYouTubeチャンネル「中田敦彦のトーク- NAKATA TALKS」にて、プライバシー保護などの観点から、今後YouTubeの動画で素顔をさらすことをやめ、アバターによる配信を行う意向を表明。しかし、実際にアバターを用いた配信を行った結果、そのクオリティや視聴者からの反応を考慮し、4月5日には早くも引退宣言を取り下げていた。

 この中田の判断に対して、シバターは反応。4月6日に自身のYouTubeチャンネル「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」に公開した動画で、「あっちゃんが“顔出し辞めます”って言った時点で、そんなの当たるわけないだろと。意味ない挑戦はしないほうが良いのにと思っていた」と私見を述べた。

 シバターの持論は「YouTubeはファンビジネス。ファンを裏切らないこと、自分のファンを囲うこと、ファンに自分と言う存在を大きくさせることが大事」というもの。「そこにきて、“顔出しをやめる”というのは愚策でしかない」と一刀両断した。一方で、「即座に“やっぱりやめます”というのはフットワークが軽くて、あっちゃんはYouTuberとして大事な感覚が備わっていると感心した」と評価する場面もあった。

 こうしたシバターのアンビバレントなメッセージを、中田は好意的に受け取る。4月14日、自身のチャンネルに「シバターについて思うことを全て話してみた」と題した動画を投稿し、「僕とシバターさんが喧嘩する時ってどうやればいいかムズい」「シバターさんとどう絡めばいいのか模索している」と答えが見つからない状態ではあるものの、「すごい好きなんですよ、シバターさん」と、ラブコールとも取れるメッセージを送ったのだ。

シバターについて思うことを全て話してみた

 これに対するシバターのレスポンスは早く、翌4月15日に公開した動画で「ぜひ絡みましょう。コラボしましょう」と応じた。「べしゃり一つでYouTubeをやって、べしゃりのパワーのみで自分のチャンネルを伸ばしている。そこにシンパシーを感じる」と中田を評価するシバター。そのうえで改めて「自分のことを賢いと思っているところが嫌い。鼻につく」とプロレスを仕掛け、「あっちゃんは実はそんなにかしこくないと思っているので、ぜひ、化けの皮をはがす意味であっちゃんと戦いたいと思います」と、何からかの頭脳戦で戦おうと果たし状を叩きつけた。

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